中國外交部の毛寧報(bào)道官は30日の定例記者會(huì)見で、記者からの、「先週、王毅外交部長がイランのアラグチ外相と會(huì)談し、中東情勢について踏み込んだ意見交換を行った。今年、中東の情勢は不安定で世界の注目を集めているが、中東問題に対する中國の立場とその役割について説明してほしい」との質(zhì)問に応えました。

毛報(bào)道官は、王外交部長がイランのアラグチ外相との會(huì)談で、「中東問題に関しては、『四つの尊重』を順守すべきだ」と述べたことを紹介しました。それは、1．中東諸國の主権と領(lǐng)土保全の尊重 2．中東諸國の正當(dāng)かつ合理的な懸念の尊重 3．中東の人々の自主的な選択の尊重 4．中東諸國の歴史的および文化的伝統(tǒng)の尊重という四つの基本的な原則です。王外交部長はその際に、「中東は中東の人々のものであり、大國の駆け引きの場ではなく、また域外諸國の地政學(xué)的な爭いの犠牲になるべきではない。中東の混亂を収束させるための喫緊の課題は、即時(shí)停戦と暴力の停止、人道的危機(jī)の緩和、政治的解決の推進(jìn)、対話と交渉の再開である。これが中東問題における中國の基本的な立場である」と示しました。

毛報(bào)道官は、「中國は、今後も中東の平和と安定維持のために引き続き建設(shè)的な役割を果たし、中東諸國が自主獨(dú)立の発展の道を探ることを支持し、対話と協(xié)議を通じて問題の解決を図り、主権、獨(dú)立、領(lǐng)土の保全を守り抜いていくことを斷固として支持していく」と述べました。（提供/CRI）