2024年12月30日、紅星新聞は韓國の務(wù)安空港で発生した旅客機(jī)炎上事故について、事故原因を巡る憶測が飛び交っていることを報(bào)じた。

記事は、同空港で29日にチェジュ航空の旅客機(jī)が胴體著陸した際に滑走路を外れて壁に衝突、炎上して救出された乗員2人を除く乗客乗員179人が犠牲になり、韓國國內(nèi)で過去最悪の死者を出す航空事故になったと伝えた。

そして、米運(yùn)輸安全委員會(huì)が同日、旅客機(jī)の製造元であるボーイング社と米航空機(jī)関の専門家チームが事故調(diào)査支援のために韓國に向かったことを明らかにしたほか、事故機(jī)のブラックボックス2個(gè)がすでに回収されデータ解析が始まったものの、ブラックボックスの一部が損傷しているため、調(diào)査の進(jìn)行に影響する可能性もあると伝えた。

その上で、事故原因について當(dāng)初は一部の韓國メディアがバードストライクにより著陸裝置が正常に作動(dòng)しなかったとの見方を伝えていたものの、調(diào)査が進(jìn)むにつれて、航空専門家やメディアからは「バードストライクも、離著陸に問題が生じることも決して珍しくはないが、両者が飛行機(jī)の墜落につながることはまずない」といった疑問が提起されていると指摘。英バッキンガムシャー?ニュー大學(xué)航空學(xué)科のマルコ?チェン氏が「通常、重さ1キロ未満の鳥が飛行機(jī)の部品に損傷を與えることはあっても、飛行機(jī)に致命的な影響を與えることはまれで、事故を起こしたボーイング737-800型飛行機(jī)に搭載されているエンジンはバードストライクに対応できる設(shè)計(jì)だ」と述べたことを紹介した。

一方で、一部の専門家はバードストライクが飛行機(jī)の液圧システムの故障やエンジン損傷を引き起こし、それが著陸裝置の不具合につながった可能性もあり、パイロットが瞬時(shí)の判斷を求められる狀況に陥ったことも考えられるとの見解を示したと伝えた。

また、事故機(jī)が胴體著陸により滑走路に接觸した後も高速で走行を続け、減速することなく滑走路を逸脫したことについて、ルフトハンザ航空のパイロット、クリスチャン?ベケット氏が「ブレーキシステムの大部分が機(jī)能していなかったようで、これは重大な問題だ」と指摘したほか、「航空機(jī)が壁に衝突するまで爆発しなかった點(diǎn)に注目すべきであり、壁がなければ大慘事に至らなかった可能性がある」「滑走路に泡のマットが事前に敷かれていなかった點(diǎn)が疑問だ。胴體著陸時(shí)には消防車が泡を出して滑走路をカバーする。これで衝撃を緩和し事故の影響を最小限に抑えることができる」など、空港の滑走路設(shè)備や消防體制に問題があったとする専門家の意見も紹介した。

記事は、英紙デーリーメールがこの事故の原因を巡って「不毛な言い爭い」が起きていると報(bào)じ、米CNNが「事故原因について推測を重ねるべきではない。推測は調(diào)査の最大の敵だ」という元米連邦航空局（FAA）安全検査官のコメントを紹介したことを合わせて伝えた。（編集?翻訳/川尻）