2025年1月7日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、中國が「天宮」宇宙ステーションにおいて「不可能とされてきた実験」を完了させたと報じた。

記事は、香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストの7日付報道を引用。中國の宇宙飛行士が3年以上にわたり、「天宮」宇宙ステーションにおいて真空室內(nèi)で浮遊する合金粒子にレーザーを照射し、その粒子の冷卻過程における微細(xì)な変化を観察するという「見掛けは普通の実験でありながら、実際には完成は不可能とされてきた実験」を通じて、産業(yè)利用基準(zhǔn)を満たすニオブ合金を初めて製造することに成功したと伝えた。

そして、今回の成功が航空宇宙技術(shù)に大きな影響を與える可能性があるとともに、ニオブ合金の大量生産によって中國が軍事および高度な製造業(yè)分野において大きな優(yōu)位性を持つことになるという専門家の見解を紹介した。

また、実験を成功させた西北工業(yè)大學(xué)（陝西?。─摔膜い啤袱长欷蓼扦?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=米國'>米國から厳しい制裁を受け、米國家安全保障局（NSA）からサイバー攻撃を受けた」と主張。中國政府は同大學(xué)への支援を強(qiáng)化し、2021年から同大學(xué)の魏炳波（ウェイ?ビンボー）教授による研究チームが「天宮」宇宙ステーションでの実験を開始、微重力環(huán)境の下で合金を急速冷卻することで生じる新たな現(xiàn)象を発見して、実用的で効率的な合金製造方法の開発につながったと解説するとともに、専門家が「自國の宇宙ステーションを持つことの重要性」を強(qiáng)調(diào)したことを伝えている。

記事は、米國をはじめとする16カ國が1998年に國際宇宙ステーション（ISS）を建設(shè)した際に中國を計畫から排除し、2011年には米國が「ウォルフ條項(xiàng)」を通じて中米間の宇宙協(xié)力を禁止したと紹介。この流れの中で中國が國産宇宙ステーション「天宮」の建設(shè)に成功し、その運(yùn)営を続けていることを強(qiáng)調(diào)した。さらに、ISSは老朽化が進(jìn)んでいることから、中國が唯一の宇宙ステーションを持つ可能性があるとの指摘も出ていると伝えた。（編集?翻訳/川尻）