香港メディアの鳳凰ウイークリーによると、中國(guó)が韓國(guó)人に対して中國(guó)での短期滯在のビザを免除する政策を採(cǎi)用したことで、中國(guó)を旅行する韓國(guó)人が急増している。韓國(guó)政府が1月8日になり、同月27日を臨時(shí)公休日に指定したことで、春節(jié)（舊正月、2025年は1月29日）に伴う連休が6日間になったことも、韓國(guó)では旅行熱に拍車をかけているという。

中國(guó)政府は2024年11月8日、韓國(guó)を含む9カ國(guó)の旅行者のビジネス、韓國(guó)、家族訪問、乗り継ぎを目的として中國(guó)に入國(guó)する場(chǎng)合、ビザなしでも最大15日までの滯在を許す政策を開始した。このことで、韓國(guó)人の間で中國(guó)旅行ブームが発生した。また、韓國(guó)では春節(jié)前後の3日間が本來(lái)の休日だが、韓國(guó)政府は1月8日、同月28日から30日までの連休に加えて、27日（月）を臨時(shí)公休日とした。このため、25日（土）から30日（目）までの6日間が連休となり、31日（金）に有給休暇などを取れば、2月2日（日）までの9連休になる。

旅行関連サイトの攜程によると、春節(jié)期間の韓國(guó)からの中國(guó)旅行予約件數(shù)は前年同期比452％増になった。韓國(guó)の旅行予約サイトのインターパークツアーでは、中國(guó)が韓國(guó)人に対するビザ免除を採(cǎi)用した24年11月には、中國(guó)へのパッケージ旅行の予約件數(shù)は前月比で104．8％増加し、予約人數(shù)は86．7％増だった。前年同月比では、予約件數(shù)は226．1％増、予約人數(shù)は185．4％増だった。

中國(guó)旅行をしばしば楽しむ退職教師の安致敦（アン?ジドゥン）さんは中國(guó)側(cè)のビザ免除策について「わざわざソウルに行ってビザを取得する必要がなくなった」「以前はビザの発給料金が數(shù)萬(wàn)ウォン（5萬(wàn)ウォン＝約5400円）とかなり高額で、手続きも面倒だった。節(jié)約できたお金を旅行の費(fèi)用に回すことができるようになった」と説明した。

また、37歳會(huì)社員の呉玟真（オ?ミンジン）さんは、ビザなしで入國(guó)した時(shí)の狀況を「わずか30秒で通関した。何の質(zhì)問もされなかった」と説明した。

中國(guó)の航空會(huì)社である春秋航空の関係者によると、韓國(guó)人に対するビザ免除以前には、ソウルと釜山から上海行きのフライトの韓國(guó)人乗客の割合は、20％だったが、現(xiàn)在では35％～45%にまで増加したという。

攜程によると、24年の通年の韓國(guó)人の中國(guó)入國(guó)者數(shù)は前年比で157％増加し、予約件數(shù)は同145％増だった。人気の目的地の上位5カ所は上海、青島、北京、広州、延辺だった。延辺とは吉林省延辺朝鮮族自治州のことで、北朝鮮との國(guó)境の長(zhǎng)白山（韓國(guó)語(yǔ)名は白頭山、ペクトゥサン）を韓民族（朝鮮民族）発祥の地とする伝説がある。一般の韓國(guó)人が北朝鮮に立ち入ることは事実上不可能な狀態(tài)が続いているため、中國(guó)経由が「白頭山詣で」の唯一のルートということになる。また、延辺朝鮮族自治州には満州國(guó)時(shí)代にもかなりの人數(shù)の朝鮮人が移住したため、現(xiàn)在も韓國(guó)人の親族が暮らしている場(chǎng)合がある。（翻訳?編集/如月隼人）