現(xiàn)在行われている第4回全國(guó)文化財(cái)全面調(diào)査で、東部の江蘇省南京市五佰村で発掘された三國(guó)時(shí)代の呉の武將?丁奉とその家族の墓地の現(xiàn)場(chǎng)調(diào)査と登録がこのほど完了しました。出土品の中には、世界記録を更新する騎馬俑がありました。

墓地からは當(dāng)時(shí)の軍楽隊(duì)と推測(cè)される計(jì)16點(diǎn)の騎馬俑が出土し、考古學(xué)者がそのうちの、高さが20センチに満たない騎馬俑の一つに鐙（あぶみ）の形を発見(jiàn)しました。これは現(xiàn)在、世界で発見(jiàn)されている最も古い鐙で、その年代は丁奉が亡くなった紀(jì)元271年までさかのぼるということです。これまでの最古の鐙は中國(guó)南部の湖南省長(zhǎng)沙市金盆嶺にある西晉時(shí)代の墓地から出土した陶俑が付けていた紀(jì)元302年のものでした。

南京市考古研究院によると、今回発見(jiàn)された騎馬俑の騎手は、両腕と左足が欠けており、左側(cè)の馬腹には三角形の鐙が垂れ下がっており、欠けている騎手の左足は鐙を踏んでいません。右側(cè)の馬腹と騎手の右足は完全に殘っていますが、右側(cè)には鐙はありません。そのため、片側(cè)にしかないこの鐙は馬に乗るための補(bǔ)助具で、騎手が馬に乗っているときには足をはめたり、體のバランスを保つために使ったりするものではないとみられています。（提供/CRI）