中國メディアの參考消息によると、仏AFP通信はこのほど、タイについて「中國人観光客の不安払拭に努める」とする記事を発信した。

中國の若手俳優(yōu)の王星（ワン?シン）さんがドラマ出演に誘われてタイに到著した後、ミャンマーとの國境近くで行方が分からなくなり、ミャンマー國內(nèi)で保護(hù)される事件がこのほど報(bào)じられた。王さんは特殊詐欺グループに拉致?監(jiān)禁されていたとみられる。

記事によると、タイのペートンタン?シナワット首相は17日、X（舊ツイッター）への投稿で、特殊詐欺やいわゆる「ゼロドルツアー」に言及し、政府は國際犯罪と戦うために安全基準(zhǔn)を強(qiáng)化すると述べた。

ゼロドルツアーとは、中國系旅行會(huì)社が中國人向けに旅行費(fèi)用を無料またはほぼ無料にする代わりに旅行先の寶石店などで高値で買い物をさせて利益を確保するツアーのこと。

シナワット氏は「これらの事件はタイ人によって引き起こされたものではないが、中國人観光客の間で安全上の懸念が高まっている」とし、タイで春節(jié)（舊正月）を過ごすすべての中國人観光客を歓迎すると付け加えた。

タイ政府は同日の聲明で、安全対策を強(qiáng)化することで信頼を高めることを約束するとし、「（タイ）観光を促進(jìn)するため、あらゆるセクターがセキュリティーとサービスを強(qiáng)化する」と述べた。

タイのメディアによると、タイ國政府観光庁は、中國のSNS利用者やタイ訪問予定者に対するタイのイメージ向上のため、中國のインフルエンサーの採用を検討しているという。（翻訳?編集/柳川）