2025年1月22日、中國(guó)メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は、中國(guó)の研究機(jī)関による東京電力福島第一原子力発電所付近海域の水質(zhì)分析調(diào)査が完了したと報(bào)じた。

記事は、中國(guó)の専門家が昨年10月に福島県に赴き、同原発の汚染処理水排出口付近海域にて単獨(dú)でサンプルを採(cǎi)集したと紹介。中國(guó)による初めてのサンプル採(cǎi)集で、中國(guó)國(guó)內(nèi)の研究機(jī)関でサンプルの検査と分析を?qū)g施したところ、トリチウムやセシウム137、ストロンチウム90などの放射性物質(zhì)濃度に異常は見られなかったとし、分析データは國(guó)際原子力機(jī)関（IAEA）が総括した上で発表する予定だと伝えた。

そして、専門家が「中國(guó)などの利害関係國(guó)が福島の汚染水海洋放出に対し単獨(dú)でサンプル採(cǎi)集することは、國(guó)際社會(huì)が真の有効なデータを取得するとともに海洋放出の影響をリアルタイムに把握するうえで有益だ。また、IAEAと日本による自主的なモニタリング結(jié)果との比較検証は、國(guó)際的な監(jiān)督の一環(huán)になる」と説明するとともに、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では処理水の海洋放出が関連海域の海洋生物に影響を及ぼしていないとの見方を示したことを紹介している。

記事によると、専門家は一方で「汚染水の海洋放出は前例がなく、日本による一方的な海洋放出行為は正當(dāng)性、合理性に欠ける?？茖W(xué)的には慎重な態(tài)度を保ち続けなければならない。1回の測(cè)定結(jié)果の參考価値には限りがある。IAEAの枠組みにおける國(guó)際モニタリングは長(zhǎng)期にわたるものであり、中國(guó)などの利害関係國(guó)は引き続き國(guó)際モニタリングに參加するとともに、単獨(dú)によるサンプル採(cǎi)集、モニタリングを続けていく」とコメントした。（編集?翻訳/川尻）