高速鉄道建設(shè)に偽コンクリを使用か、耐久性?壽命に影響―中國(guó)

2007年7月4日、中國(guó)紙「中國(guó)経済時(shí)報(bào)」は、武漢?広州間の高速鉄道（武広線）の建設(shè)に、ニセ石炭灰と呼ばれる規(guī)格に合わない建材が大量に使われていることを報(bào)道した。

武広線は中國(guó)の鉄道の大動(dòng)脈、初めて時(shí)速350kmを記録した高速路線として知られる。いわば鉄道近代化の象徴的存在だ。その路線建設(shè)に劣悪な材料が使われていたという報(bào)道は関係者に大きな衝撃を與えている。

鉄道建設(shè)に使用するコンクリートには、火力発電所の石炭灰を混ぜて使う規(guī)定となっている。今回使用が発覚したニセ石炭灰は、砂や鉱石を砕いて作ったもの。好景気で建材需要が高まるなか、石炭灰の不足を補(bǔ)うものとして各地で大量に生産されている。匿名希望の関係者によれば、「武広線の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)に限っても、ニセ石炭灰は一日あたり2000トンは使用された」と語る。この數(shù)値は控えめに見積もったものだという。

ニセ石炭灰を用いたコンクリートは、強(qiáng)度の不足?亀裂の発生などの問題が起こりやすく、強(qiáng)度?耐久性に影響を與える。今年6月15日、10人が死亡した九江大橋崩落事故はいまだ記憶に新しいが、調(diào)査の結(jié)果、橋の強(qiáng)度に大きな問題があったことがわかっている。立て続けに発覚した公共工事の品質(zhì)問題は、中國(guó)を大きく揺るがす事件に発展しそうだ。（翻訳?編集/KT）