韓國で行われた囲碁の第29回LG杯棋王戦をめぐる問題で、韓國棋院が28日に騒動(dòng)を謝罪する聲明を公式ウェブサイトで発表した。

23日に行われた第29回LG杯棋王戦決勝第3局では、中國の柯潔（コー?ジエ）九段が取った石を碁笥のフタの上に置かなかったことで審判から反則とみなされ、口論の末にこの対局を棄権。対戦相手だった韓國の卞相壹（ビョン?サンイル）九段が2勝1敗で優(yōu)勝した。

中國囲碁協(xié)會(huì)は「第3局の結(jié)果を受け入れない」との聲明を発表。柯九段はライブ配信を通じて、反則を指摘された際に審判から「もし時(shí)間を引き延ばすなら、今すぐに負(fù)けを宣告する」と警告されたことを明かし、「審判は私が時(shí)間を引き延ばしていると侮辱的に言った」と主張、涙を流し悔しさをにじませながら「永遠(yuǎn)に妥協(xié)しない」と徹底抗戦の構(gòu)えを見せた。

その後、韓國の金成龍（キム?ソンリョン）九段がライブ配信中に、中國棋院が韓國棋院に対してルールの変更を求め、変更しない場合は中國の棋士がこれから行われる農(nóng)心辛ラーメン杯世界囲碁最強(qiáng)戦第3ラウンドに參加しないとする書簡を提出したことを明らかにした。

問題となったルールについて、中國國営の新華社は「韓國棋院が昨年11月に新設(shè)し、事前にすべての外國の囲碁団體に通知されていた?！核坤耸护螔Qいは國ごとに異なる計(jì)算方式があり、韓國の囲碁界では『死に石』が勝敗の計(jì)算に影響を與えるためこの規(guī)定が必要とされている。しかし、中國の囲碁界にとってはなじみの薄い規(guī)則であり、適応する時(shí)間が十分ではなかった」と報(bào)じている。

騒動(dòng)を受け、韓國棋院は聲明を発表し、「中國側(cè)と緊密な対話を進(jìn)めており、対策を講じ、問題を円満に解決するために努力する」「今回の騒動(dòng)によって、韓國と中國の関係者がこれまで積み重ねてきた信頼を失わないことを願(yuàn)っている」とした上で、中國棋院および日本棋院と早急に協(xié)議を行い、國際大會(huì)に適した統(tǒng)一ルールを制定する意向を示した。また、囲碁ファンや騒動(dòng)の関係者らに謝罪し、再発防止に努めるとした。（翻訳?編集/北田）