2025年1月30日、香港メディア?香港01は、中國の春節(jié)（舊正月）特別番組でダンスを披露したロボットにネット民が衝撃を受けたとの記事を掲載した。

記事は、28日夜から29日未明にかけて放送された中國中央テレビ（CCTV）の春節(jié)特別番組で、花柄の綿入れを著てハンカチを回しながら伝統(tǒng)的な踴りの秧歌（ヤンガー）を舞うロボット軍団が観客を驚かせたと紹介。黒い細(xì)いフォルムをした人型ロボットの機(jī)械的な質(zhì)感と優(yōu)美な舞踏の対比が話題を呼び、ネット上では「サイバー秧歌」と稱賛されていると伝えた。

そして、このロボットについて、杭州宇樹科技（ユニツリー?ロボティクスが開発した「福兮（フーシー）」であること、同社製のロボットは非常に性能が高く、公開映像では四足歩行ロボットが山岳地帯の移動(dòng)、重量物運(yùn)搬、逆立ち、ハート形ジェスチャーなどを軽々とこなす様子が確認(rèn)できると紹介した。

また、「福兮」には複數(shù)の先進(jìn)技術(shù)が結(jié)集しており、360度3DレーザーSLAM（自己位置推定?マッピング）や自律ナビゲーション、マルチエージェント協(xié)調(diào)制御システム、先進(jìn)的なネットワークシステム、全身AI運(yùn)動(dòng)制御アルゴリズムなどが搭載されていると説明。音楽に合わせたダンスでは、高精度深度センサーで周囲を認(rèn)識(shí)し、リズム解析アルゴリズムが楽曲のビートをリアルタイム解析して、人間さながらの滑らかな動(dòng)作を?qū)g現(xiàn)するとしたほか、ハンカチ回し技術(shù)では、手首に搭載された革新的な特殊リリース機(jī)構(gòu)がプロの人間の動(dòng)きに匹敵する精巧さを?qū)g現(xiàn)したと伝えている。

さらに、ステージ上の多數(shù)のロボットによる一糸亂れぬ動(dòng)作の背景には高精度センサーとリアルタイム通信を組み合わせた集団制御システムがあり、各機(jī)體へ0．01秒?yún)g位で指令を伝達(dá)していると解説した。

記事は、中國ではここ數(shù)年、電力點(diǎn)検、災(zāi)害救助などの現(xiàn)場で國産ロボットの実用化が進(jìn)んでおり、2022年の北京冬季五輪や23年の杭州アジア大會(huì)でも活躍して世界から注目を集めたと紹介?！父Ｙ狻工思婴à聘咝阅埭仕淖銡i行ロボットなども手掛けている宇樹科技によると、生産臺(tái)數(shù)の約50％が輸出向けとなっていると伝えた。

また、人工知能（AI）産業(yè)の発展も著しく、昨年6月時(shí)點(diǎn)で中國のAIコア産業(yè)規(guī)模は6000億元（約12兆6000億円）に迫り、低空経済や量子センシング、ゼロ磁場醫(yī)療機(jī)器などの新興?先端分野で技術(shù)開発が加速していると紹介した上で、ハイテク製品輸出が経済成長の新たな原動(dòng)力になっていると評(píng)した。（編集?翻訳/川尻）