2025年2月3日、仏國(guó)際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國(guó)語(yǔ)版サイトは、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)が「フェンタニル密輸を助長(zhǎng)している」と中國(guó)を批判する理由について考察する記事を掲載した。

記事は、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は就任早々に貿(mào)易戦爭(zhēng)を開(kāi)始し、第1段階のターゲットとしてメキシコ、カナダ、中國(guó)を選び「フェンタニルの密輸の助長(zhǎng)」を理由に巨額の関稅を課したと紹介。特に中國(guó)についてフェンタニルの密輸対策が消極的と強(qiáng)く非難したことを伝えた。

そして、フェンタニルがヘロインよりも50倍強(qiáng)い毒性を持ちながら非常に低コストで簡(jiǎn)単に製造できると指摘。他の違法薬物と混ぜて使われるケースが多く、米國(guó)の18歳から45歳の主な死亡原因としてフェンタニルが挙げられているとしたほか、23年には全米で約7萬(wàn)人がフェンタニルなど合成オピオイドの過(guò)剰摂取で死亡したとの統(tǒng)計(jì)があると紹介した。

また、米國(guó)の麻薬取締局が中國(guó)について「米國(guó)に密輸されるフェンタニル関連の前駆化學(xué)物質(zhì)の主要な供給源である」と主張し、歐州刑事警察機(jī)構(gòu)（ユーロポール）も「中國(guó)は世界最大の実験室合成薬物生産國(guó)および販売國(guó)」との認(rèn)識(shí)を示していると伝えたほか、バイデン政権が昨年10月に米國(guó)の麻薬密売者、ダークウェブの販売者、メキシコの麻薬カルテルに対するフェンタニルや化學(xué)前駆物質(zhì)の「供給源」として、中國(guó)に拠點(diǎn)を置く數(shù)十の団體と個(gè)人を制裁対象にしたことを伝えた。

一方で、中國(guó)はメキシコとの間でフェンタニルの不法密輸は存在しないと主張するとともに、自國(guó)を「世界で最も厳しく麻薬取締りを行っている國(guó)の一つ」と稱して規(guī)制強(qiáng)化を約束したと紹介。第1次トランプ政権の18年には中國(guó)がフェンタニルを規(guī)制物質(zhì)として取り扱うこと、翌19年には全てのフェンタニル類似物質(zhì)を禁止することを発表するなど、中國(guó)側(cè)にも動(dòng)きが見(jiàn)られたことを伝えた。

記事は、米國(guó)のシンクタンク、ブルッキングス研究所の組織犯罪問(wèn)題の専門(mén)家であるブラウン氏が「中國(guó)政府がフェンタニルなどの貿(mào)易に関與している企業(yè)に対して十分に厳しい対応をしていない。中國(guó)は良好な関係にある國(guó)に対しては麻薬取締りの協(xié)力を拡大する一方で、関係が悪化している國(guó)々とは一切協(xié)力を拒否している」と指摘したことを取り上げ、「複數(shù)の専門(mén)家は、米中両國(guó)が協(xié)力を強(qiáng)化することでのみ現(xiàn)在の狀況を改善することができるとの見(jiàn)方を示している」とした。（編集?翻訳/川尻）