中國メディアの參考消息によると、英フィナンシャル?タイムズはこのほど、「中國が日本のテレビ市場で人気をさらっている」とする記事を掲載した。

記事はまず、「かつては、ほぼすべてのホテルの客室に、畫面の下部にソニー、パナソニック、サムスン、LGのロゴが入ったテレビが置いてあった。しかし今や、手頃な価格の中國製モデルが、こうした日本や韓國のブランドの優(yōu)位性を崩しつつある。中國の臺(tái)頭は価格だけの問題ではない」と伝えた。

記事は、日本の狀況について「國內(nèi)ブランドは本拠地で中國メーカーに取って代わられつつある」とし、調(diào)査會(huì)社のBCNによると、日本の薄型テレビ市場で昨年、中國メーカーの販売臺(tái)數(shù)シェアが初めて5割を超えたと紹介した。

その上で、「中國企業(yè)はこれまで主に価格の安さで業(yè)界をかき亂してきた。つまり、中國企業(yè)が市場シェアを伸ばしても、高級(jí)品と低価格品のセグメントは明確に區(qū)別されていた。一般的に利益率が高い高級(jí)品市場は、既存企業(yè)が事業(yè)を維持するための有利な緩衝材となっていた。しかし今やそれが変わりつつあるのかもしれない」と伝えた。

記事によると、プレミアムセグメントの獲得を目指すテレビメーカーは通常、ディスプレー技術(shù)の進(jìn)歩と人工知能（AI）機(jī)能の統(tǒng)合という二つの方法で差別化を図る。ハイセンス、TCL、シャオミなどの中國メーカーは、リアルタイムのシーン検出に基づいて畫像の鮮明度やコントラスト、色を向上させるとともに、ユーザーの好みに基づいてコンテンツを提案する最新のAI機(jī)能を自社のテレビにいち早く統(tǒng)合してきた。グローバルなスマートテレビプラットフォームやストリーミングサービスとのシームレスな統(tǒng)合も提供してきた。中國メーカーは、ディスプレーの革新への投資が実を結(jié)び始めており、この分野で積極的に製品を拡大している。

記事は「中國の競合企業(yè)の創(chuàng)意工夫を過小評価するのは賢明ではないことが証明された」とし、「中國を脇役としか見ていなかった日本の電子機(jī)器グループの投資家は警戒しなければならない」と伝えた。（翻訳?編集/柳川）