中國(guó)の人工知能（AI）スタートアップ、DeepSeek（ディープシーク）が開(kāi)発した低コストながらも高性能な生成AIモデルが注目されていることに関連し、香港メディアの香港01に4日、「ディープシークの大ブームから見(jiàn)る中國(guó)の二面性」とする論評(píng)が掲載された。

論評(píng)はまず、ディープシークについて「米國(guó)が圧倒的にリードしていると考えられていたAI分野で、中國(guó)?杭州を拠點(diǎn)とするスタートアップが、米國(guó)のテクノロジー大手に匹敵するAIモデルを開(kāi)発して世間を驚かせるなんて、多くの人が想像もしていなかっただろう」とし、「ディープシークをめぐっては多くの論爭(zhēng)があるものの、米國(guó)による技術(shù)封鎖の下で、中國(guó)の技術(shù)力と中國(guó)の若者の驚くべき創(chuàng)造力を示したことは否定できない事実だ」とした。

その上で、「ディープシークの臺(tái)頭と今後の挑戦から、世界は複雑かつ真実の中國(guó)の二面性を知ることができる」と指摘。その一つの側(cè)面として、「ディープシークの臺(tái)頭とそれが反映する中國(guó)の技術(shù)力は、中國(guó)の特に改革開(kāi)放以來(lái)の発展の歩みが時(shí)代の流れに追いついたことの縮図」であることを挙げ、「國(guó)內(nèi)外には今でも、中國(guó)は立ち遅れているとか、愚昧（ぐまい）だとか、改革開(kāi)放の成果は持続不可能で遅かれ早かれ崩壊へ向かうだろうなどと認(rèn)識(shí)している人が少なくない。しかし、そうした人たちは、アヘン戦爭(zhēng)の頃や新中國(guó)成立初期、改革開(kāi)放前夜、あるいはソ連と比べて、現(xiàn)代中國(guó)の驚異的な進(jìn)歩が誰(shuí)の目にも明らかだということを、見(jiàn)落としているか、信じたくないかのどちらかだろう」と論じた。

もう一つの側(cè)面としては「ディープシークの今後の挑戦と中國(guó)の技術(shù)の発展が直面している多くの現(xiàn)実的苦境は、中國(guó)の改革開(kāi)放の未完の事業(yè)」であることを挙げ、「ディープシークの衝撃的なデビューは世界に衝撃を與えたが、その持続可能性は時(shí)間の経過(guò)とともに検証されるだろう。避けることのできない殘酷な現(xiàn)実は、中國(guó)の産業(yè)システムが『大きいけれども強(qiáng)くない、何でもあるが突出したものがない』ということだ。重要なコア技術(shù)は依然として他者に支配されており、ハイエンドチップ製造の難関を攻略できていない。米國(guó)の技術(shù)封鎖の下で、ディープシークが必要とするハイエンドチップが適時(shí)に供給されるかどうかは依然として不透明だ。中國(guó)の発展について、一方的に衰退論を唱えたり、けなしたりすべきではないが、必要以上にほめちぎったり、水増ししたり、うぬぼれたり、増長(zhǎng)したりしてはならない」と論じた。

論評(píng)は「世界はディープシークの大ブームを通じて複雑で真実の中國(guó)を知ることができる。中國(guó)の発展には進(jìn)歩と後進(jìn)、発展と挑戦という二面性がある。中國(guó)衰退論を唱えたり、中國(guó)の將來(lái)について悲観的な人は、中國(guó)の特に改革開(kāi)放以來(lái)の急速な発展と工業(yè)國(guó)としての巨大な潛在力を見(jiàn)るべきであり、個(gè)人のイデオロギー的神話によって実際の狀況に基づいて事物の真実を求めることから逸脫すべきではなく、冷靜かつ理性的な態(tài)度を保つべきだ」と論じた。（翻訳?編集/柳川）