中國(guó)國(guó)営新華社通信が6日、フィギュアスケーターの羽生結(jié)弦さんに対して行った単獨(dú)インタビューの映像を公開(kāi)した。

「30歳になった羽生結(jié)弦との対話」だという今回のインタビューは、30分余りの映像にまとめられている。羽生さんは1994年12月7日生まれ。インタビューでは質(zhì)問(wèn)に一つ一つ丁寧に答えていき、中にはすごく苦しんで答えを探す場(chǎng)面もあった。

記者が最初に出したのは、「30歳の始まりに當(dāng)たり、実現(xiàn)したい誕生日の願(yuàn)い事やこれからの計(jì)畫(huà)は？」という質(zhì)問(wèn)だ。羽生さんは少し考えてから「30は節(jié)目の歳ではあると思うが、自分の中で特別なことがあるわけではなく…」と答え、目標(biāo)や夢(mèng)は日々変わっていくとした上で、アイスショーの「Echoes of Life」に觸れつつ目の前にあるものに全力を盡くすとの考えを示した。

次の質(zhì)問(wèn)は、プロ転向後に関して。「プロ転向以來(lái)、表現(xiàn)力の向上により多くの時(shí)間を注げるように、制限のある競(jìng)技でのプログラム構(gòu)成に比べ、アイスショーのプログラムは自分の思いを表現(xiàn)しやすく、またフィギュアスケートをより楽しめると思いますか」との問(wèn)い掛けに、羽生さんは「フィギュアスケートを楽しんでいるというよりは、表現(xiàn)をするということに対してフィギュアスケートが一番使ってきたものだから言葉と同じように使える感覚」と説明した。

また、表現(xiàn)面に関しては「時(shí)間を割くことが増えた」と回答。「より自由になったからこそ、何が一番この曲と自分が表現(xiàn)したいことを表してくれるのかを考えてプログラムを作るようになった」という。

質(zhì)問(wèn)はさらに続いていき、その中で羽生さんをひどく悩ませたのが「自身が好きなプログラムのベスト3は？」だ。羽生さんは「難しいなあ」としばらく考えてから9歳の時(shí)のプログラムである「ロシアより愛(ài)を込めて」を挙げ、再び「決められないなあ」と悩んでから「SEIMEI」と回答。さらに「全部大切なので難しい」と訴えるなどした後に、「Notte Stellata（ノッテ?ステラータ）」を選んだ。

インタビューの最後の方では、睡眠や食事、休日の過(guò)ごし方などの他、好きな中國(guó)の料理に関する質(zhì)問(wèn)も登場(chǎng)し、これには「點(diǎn)心は基本的に好きです。點(diǎn)心と餃子と、あとは麻婆豆腐」「辛いものはそれほど得意ではないが、麻婆豆腐はすごく好き」「中華料理はすごく好きで、とてもおいしいと思う」と答えた。

この映像に中國(guó)の羽生ファンからは歓喜の聲が上がり、「心溫まるインタビュー」「こういうインタビューを見(jiàn)ることができて本當(dāng)にうれしい！」「知りたかったたくさんのことを聞いてくれた」「彼の回答にはとても深みがあった」「このインタビューの彼は本當(dāng)にすごくかわいい。麻婆豆腐が好きなのは私と一緒」「彼はみんなのお手本。私が一番尊敬する人であり、ファンになった唯一のアスリート」などのコメントが寄せられた。

また、「3年前の今日、彼は北京に到著！」など、北京冬季五輪に出場(chǎng)するためちょうど3年前の2022年2月6日に羽生さんが北京入りしたことを紹介する書(shū)き込みも見(jiàn)られた。（翻訳?編集/野谷）