臺(tái)灣人ジャーナリストで「今週刊」と「財(cái)訊」の発行人を務(wù)める謝金河氏は8日、日本の石破茂首相はトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)談に成功したと評(píng)し、臺(tái)灣はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)にどのように対応すべきかと論じる文章を、フェイスブックを通して発表した。以下は同文章の主要部分に、日本人読者向けに若干の情報(bào)を追加して再構(gòu)成したものだ。

石破首相のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)への最大の贈(zèng)り物は、日本から米國への１兆ドル(約151兆円）の投資だった。一見すると驚異的な金額だが、実際には日本はかねてより米國にとって最大の直接投資國であり、2023年には日本の対米投資殘高は8000億ドル(約121兆円）に達(dá)していた。また、孫正義氏はすでにトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と面會(huì)し、米國に1000億ドル（約15兆1000億円）を投資すると表明して。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)を大いに喜ばせた。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はその際、孫氏に対して冗談まじりに投資額を2000億ドル（約30兆3000億円）にするよう呼びかけた。

石破首相が米國への１兆ドル投資を打ち出したのは、実のところ成り行きに乗っただけであり、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の顔を十分に立てた一方で、達(dá)成がそれほど難しい約束ではない。石破首相は安倍元首相が築いた良好な日米関係の基盤を引き継ぎ、今後の米日同盟の強(qiáng)固な基礎(chǔ)を築いた。

また、石破首相とトランプ大統(tǒng)領(lǐng)は臺(tái)灣海峽問題および日本の安全保障、防衛(wèi)負(fù)擔(dān)の意思について高度な共通認(rèn)識(shí)を持った。これは臺(tái)灣にとって好ましいことだ。

もう一つ、石破首相が日本として米國の液化天然ガスを購入すると表明したことは、非常に注目すべきだ。2024年の臺(tái)灣から米國への輸出は1113億7000萬ドルで、米國側(cè)の貿(mào)易赤字は648億8400萬ドル（約9兆8200億円）に達(dá)した。米國にとって臺(tái)灣は、世界で8番目に多い貿(mào)易赤字を作り出している地域だ。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は貿(mào)易赤字額が大きい國々に対して対策を講じようとしており、臺(tái)灣はしっかりとした対応策を考えるべきだ。

日本が米國産天然ガスへの切り替えを検討している以上、臺(tái)灣も石油と天然ガスの輸入政策を迅速に調(diào)整すべきだ。臺(tái)灣の石油および天然ガスは長年にわたり中東から輸入されてきた。臺(tái)灣は対米貿(mào)易黒字を改善するために、エネルギーの調(diào)達(dá)先を米國に変更する計(jì)畫を用意する必要があるかもしれない。

臺(tái)灣はまた、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の要求に応じて「保護(hù)費(fèi)」を支払わねばならない。まずは調(diào)達(dá)リストを提示し、特にこれまで米國が臺(tái)灣に販売しなかった先進(jìn)兵器、例えば最新型のF-35などについて交渉してもよいだろう。

臺(tái)灣積體電路製造（TSMC）は近日中に米國國內(nèi)で取締役會(huì)を開催する予定だ。これはトランプ政権と意思疎通を図る絶好の機(jī)會(huì)だ。TSMCはトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対し、アリゾナ工場はトランプの要請(qǐng)に応じて設(shè)立したものであり、現(xiàn)在は量産が順調(diào)に進(jìn)んでいることを伝えるべきだ。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)にアリゾナ工場を視察してもらえれば、なお良い。TSMCはさらに、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対してTSMCが「米國を再び偉大にする」ための重要な協(xié)力者であり、盟友であり、米國の半導(dǎo)體製造を脅かす競爭相手ではないことを明確に伝えねばならない。

TSMCはまた、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対して「手厚い贈(zèng)り物」を用意せねばならない。米國への投資額は、孫正義氏の投資額を下回るわけにはいかないだろう。TSMCはその計(jì)算を済ませているのだろうか。（翻訳?編集/如月隼人）

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