2025年2月11日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、英フィナンシャル?タイムズの報(bào)道などを引用し、DRAM領(lǐng)域で急速な成長(zhǎng)を見せている中國(guó)半導(dǎo)體大手の長(zhǎng)鑫存儲(chǔ)技術(shù)（CXMT）が雪だるま式に産業(yè)規(guī)模を拡大させ、ゆくゆくは韓國(guó)のサムスン電子やSKハイニックスに代わって世界市場(chǎng)シェアの大部分を占め、業(yè)界をリードする立場(chǎng)になるとの予測(cè)があることを伝えた。

記事は初めに、CXMTについて、「安徽省合肥に本部を置くCXMTは、現(xiàn)在人工知能（AI）の企業(yè)、DeepSeekと連攜し、人工知能を含めた先進(jìn)領(lǐng)域で外國(guó)の技術(shù)に頼っている部分を少なくしようと努めている。コンサルタント會(huì)社のデータによると、世界市場(chǎng)900億ドル（約13兆6661億円）のDRAM市場(chǎng)のうち、CXMTは20年からシェアを5％拡大している。同時(shí)にAIブームで需要が急増している広帯域メモリー（HBM）市場(chǎng)にも進(jìn)出しようとしている。同社が創(chuàng)立した16年當(dāng)時(shí)、中國(guó)にはDRAMを自主生産できる能力がなかった。19年になって、CXMTは當(dāng)時(shí)最先端のDRAM製品だったLPDDR4チップの大規(guī)模生産を開始した」と紹介した。

次に記事は「英フィナンシャルタイムズによると、23年時(shí)點(diǎn)では韓國(guó)のチップメーカーであるサムスン電子やSKハイニックス、米國(guó)のマイクロン?テクノロジーが世界のDRAM市場(chǎng)シェアの96％を占めており、CXMTの急速な臺(tái)頭は、これまで業(yè)界をリードしてきたこの3社を脅かしているという」と説明した上で、専門家や外國(guó)メディアの見方を紹介した。半導(dǎo)體調(diào)査?分析會(huì)社のテックインサイツ（TechInsights）のダン?ハッチソン副社長(zhǎng)は「CXMTの世界市場(chǎng)シェアは小さく、中國(guó)に集中しているが、高度に商品化されたDRAM領(lǐng)域の成長(zhǎng)の速さは『雪だるま式』とも言える効果を発生させている。市場(chǎng)シェアが大きくなればなるほど、生産量も増え、収益も高くなり、生産コストを抑えることができる。市場(chǎng)シェアを拡大し続けていく方式は、20世紀(jì)末の1980～90年代に、韓國(guó)人が日本人をメモリ領(lǐng)域から追い出した方式と同じで、今まさに歴史が繰り返されようとしている」と指摘した。

野村證券アジア太平洋地區(qū)半導(dǎo)體研究所の主席研究員のCW?Chung氏は、「CXMTの臺(tái)頭にしたがって、韓國(guó)のチップメーカーは新しい現(xiàn)実に向き合うことになる。それは中國(guó)製品がローエンド市場(chǎng)を占拠することだ。これは技術(shù)的な優(yōu)勢(shì)ではなく、製造量の問(wèn)題で、サムスン電子などが特に供給過(guò)剰と半導(dǎo)體価格の下落による重いショックを受けることを意味している。CXMTはLPDDR4の生産量を積極的に高めており、22年の毎月7萬(wàn)個(gè)から24年末の予測(cè)で毎月20萬(wàn)個(gè)にまで生産能力を上げている。これは世界のDRAM市場(chǎng)シェアの15％に相當(dāng)し、これが型落ちのDRAMチップ価格が下落を生み、サムスン電子やSKハイニックスの利益率を侵食し、韓國(guó)メーカーをローエンド市場(chǎng)から追い出そうとしている」と指摘した。

記事によると、サムスン電子は1月、DRAMとNand（フラッシュメモリチップ）の増産に限りがあるため、これまで行ってきたメモリ半導(dǎo)體への投資を減額すると公表したという。またSKハイニックスは、DRAM領(lǐng)域で中國(guó)メーカーが拡大し、24年第4四半期の営業(yè)利益が第3四半期と比較して29％下降し、予測(cè)を下回ったと公表したという。この件について、テックインサイツのハッチソン氏は、「サムスンは自社が苦境に陥ったことに気づいたはずだ。ハイエンド市場(chǎng)ではSKハイニックスや米マイクロンのプレッシャーを受けながら、ローエンド市場(chǎng)ではCXMTのプレッシャーを受けている」と指摘した。

記事は再度、英フィナンシャルタイムズなどの報(bào)道を引用し、「半導(dǎo)體業(yè)界の調(diào)査分析會(huì)社のSemiAnalysisによると、CXMTは昨年、最先端のLPDDR5チップの量産を開始したという。また、今年1月にテックインサイツから米ブルームバーグに提供された情報(bào)によると、LPDDR5の量産は、CXMTがビジネスとしての半導(dǎo)體チップ製造において、獨(dú)自の設(shè)計(jì)と製造方式を探し當(dāng)てたことを意味するという。テックインサイツの分析によると、CXMTは今年末から26年初め頃にLPDDR5チップの量産能力を備えることになるという」と伝えた。

最後に記事は「香港英字紙のサウスチャイナ?モーニング?ポストは、米國(guó)の制裁を受けても、CXMTの進(jìn)歩はDRAMメモリ領(lǐng)域において中國(guó)の意地を見せると分析していた。これはCXMTが米國(guó)の輸出制限を突破し、國(guó)際的な先進(jìn)メーカーとの技術(shù)の差を縮めることを意味している」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）