2025年2月20日、獨(dú)國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、オーストラリア政府が同國東海岸付近で航行中の中國軍艦を発見したことを報(bào)じた。

記事は、オーストラリア政府が20日、同國の東海岸近くで「異常な」存在感を示している中國の軍艦を監(jiān)視していると発表したことを伝え、中國海軍の護(hù)衛(wèi)艦、駆逐艦、補(bǔ)給艦の3隻が先週オーストラリア大陸近くで発見されていたことを紹介。護(hù)衛(wèi)艦はオーストラリアとパプアニューギニアの間にあるトレス海峽に向かったとした。

そして、艦隊(duì)には護(hù)衛(wèi)艦「衡陽」と駆逐艦「遵義」が含まれているとする中國メディアの情報(bào)や、中國の軍艦はシドニーの海岸から150海里（約278キロ）離れた地點(diǎn)を航行していたとする英フィナンシャル?タイムズの報(bào)道を伝えている。

その上で、オーストラリアのリチャード?マールズ國防相がスカイニュースに対して「われわれは（中國の軍艦を）注意深く見守り、彼らの行動(dòng)に注目している。これは前例のないことではないが、異常な出來事である」と述べるとともに、これらの軍艦が國際法に基づいて行動(dòng)しており、監(jiān)視を続けるものの脅威とは認(rèn)識(shí)していないことを強(qiáng)調(diào)したと伝えた。

記事は、このところ両國の間では南シナ海上空での行動(dòng)をめぐる非難の応酬が繰り広げられていると指摘。先週は「中國の戦闘機(jī)が南シナ海上空でオーストラリア軍の巡視機(jī)に向けて照明弾を発射した」としてオーストラリア側(cè)が中國を非難すると、中國はオーストラリアが「中國の主権を侵害し、わが國の安全を脅かしている」と反論したことを紹介し、昨年も「中國がオーストラリアのヘリコプター「シーホーク」飛行中に照明弾を投下して妨害した」としてオーストラリアが中國を非難したと報(bào)じた。

記事は一連の動(dòng)きに関連して、中國が太平洋諸島との関係構(gòu)築を通じて當(dāng)該地域での主導(dǎo)権を握ろうとする中、長年にわたり地域で影響力を持ってきた米國やオーストラリアが懸念を抱いていると紹介。マールズ國防相が20日にパプアニューギニアの外相と會(huì)談し、防衛(wèi)條約について議論したことを合わせて伝えた。（編集?翻訳/川尻）