2025年2月21日、中國メディアの環(huán)球時報は、米國のMSNサイトに「今後10年で中國は世界の科學(xué)技術(shù)の新たなスタンダードを確立するかもしれない」とする文章が掲載されたことを報じ、その內(nèi)容を紹介した。

記事によると、MSNサイトに19日掲載された「中國は世界の科學(xué)技術(shù)のリーダーになりうるか」と題した文章では、中國が現(xiàn)在人工知能（AI）や電気自動車（EV）、半導(dǎo)體、再生可能エネルギーとあらゆる分野で西側(cè)を追い越すために発展を加速させていることを紹介した上で、AI、EVの分野で世界のリーダーになれるかについて考察している。

まず、AIについては中國の戦略の中心であるとし、中國のスタートアップ企業(yè)が1月に発表したDeepSeekが世界の業(yè)界全體を震撼させるとともに、米國による制裁をものともせず中國が革新を続けていることを示したと紹介。中國のAI企業(yè)による特許申請數(shù)は世界一であるほか、政府がAI研究に數(shù)十億ドルを投資し、國家の支援を受けた企業(yè)が米國に匹敵する速度で量子コンピューティングを進(jìn)めていると伝えた。また、米國がAIインフラの面で依然として優(yōu)位に立っているものの、中國は競爭力のある代替技術(shù)を開発できることを証明していると評した。

次にEVについては世界の自動車産業(yè)が転換を遂げる中、中國がその潮流をリードしていると指摘。2023年には日本を抜いて世界最大の自動車輸出國となり、同年10?12月期には中國最大のEVメーカーBYDの自動車販売がテスラを上回ったとした。そして、中國の成功のカギは世界シェア80％以上を占め、リチウムやコバルト、ニッケルなどのサプライチェーン主導(dǎo)権を握っているバッテリーだと伝え、この強みを生かした大量の安価なEVが特にヨーロッパや東南アジアの市場に流入していると紹介した。

文章は最後に、常に革新を続けている中國の各分野について、その臺頭を警戒する西側(cè)諸國が重要な技術(shù)の取得を制限しようとしていること、中國國內(nèi)に進(jìn)歩の足を引っ張る課題が複數(shù)存在していることから、必ずしも順風(fēng)満帆とは言えないことを指摘?！附襻?0年が、中國が西側(cè)のテクノロジーへの依存を完全に脫卻し、先導(dǎo)的な地位を獲得できるかどうかを決める。AI、EV、半導(dǎo)體分野で今の発展速度を保ち続けられるなら、中國は西側(cè)を追い越すだけでなく、新たな世界基準(zhǔn)を確立することになるだろう」と結(jié)んでいる。（編集?翻訳/川尻）