2025年2月24日、臺(tái)灣メディア?中天新聞網(wǎng)は、臺(tái)灣で日本の「コーヒー職人」を偽り、コーヒー豆の投資を持ちかけて20人から金銭をだまし取った男が現(xiàn)地の裁判所で実刑判決を受けたと報(bào)じた。

記事は、臺(tái)灣の新竹地方法院でこのほど、日本のコーヒー職人を裝い、自ら「小林永山」と名乗って詐欺行為を働いた林永洋（リン?ヨンヤン）被告に対する判決を言い渡す公判が行われたと紹介。調(diào)べによると、林被告は19年に「小林永山」という偽名を使って日本人になりすまし「14歳で全日本コーヒー職人大會(huì)のチャンピオンになった」などとうその経歴をでっち上げた上で、自ら代表を務(wù)める會(huì)社がコーヒー豆の経営を行う予定がないにもかかわらず「中國(guó)本土でコーヒー豆の注文が5億元分ある」「新埔鎮(zhèn)で契約栽培を推進(jìn)し、中國(guó)やオーストラリアへ販売予定」「會(huì)社のコーヒー事業(yè)に投資すれば毎月配當(dāng)を得られる」「投資期間は1?3年で、満期後に元本を返還する」「最高年利36％の利益」などと宣伝してコーヒー豆事業(yè)への投資者を集めた。

そして最終的に20人が架空の「配當(dāng)契約書(shū)」などに署名して資金を振り込んだ。林被告は集まった3350萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約1億5000萬(wàn)円）すべてを他の目的に使用し、20年8月以降に約束していた配當(dāng)金の支払いが一向に振り込まれないことで20人の投資者はようやく騙されたことに気付き、警察に通報(bào)。林被告は逮捕、起訴された。

記事は、裁判の中で林被告が「私はフランス?リヨン大學(xué)で流體力學(xué)の修士號(hào)を取得し、高校はフランス南部で學(xué)んだが、學(xué)校名は難しくて忘れた」「中學(xué)は橫浜で學(xué)び、神戸で開(kāi)催された全日本コーヒー職人大會(huì)で優(yōu)勝した」「中國(guó)軍との契約はあるが、軍事機(jī)密により契約內(nèi)容は公開(kāi)できない」「もともと善意で外部投資を受け入れたが、コロナ禍で損失が大きかった」などと弁明したことを伝えた。

一方で、裁判官は「被告はコーヒー豆の大量注文を証明する書(shū)類(lèi)を提出できず、詐欺行為は極めて明白。仮に注文が本當(dāng)だったとしても、その規(guī)模は極めて小さく、投資家を騙して集めた數(shù)百萬(wàn)米ドルとは大きな乖離（かいり）がある」と指摘し、「被害者の信頼を利用し、架空の國(guó)際契約や高利回りの投資プランをでっち上げ、詐欺的手法で投資を勧誘した。被害者に深刻な財(cái)産的損害を與え、社會(huì)的信頼関係を損ね、経済秩序を混亂させ、國(guó)の金融管理にも害を及ぼした」と認(rèn)定し、強(qiáng)く非難したことを伝えた。

そして、逮捕、起訴後も架空の契約や経歴を主張し続け、被害者に賠償する意向も示していないとし、銀行法の「違法な預(yù)金収受業(yè)務(wù)罪」により懲役4年6か月、罰金1200萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約5500萬(wàn)円）、犯罪所得の沒(méi)収を言い渡したことを報(bào)じた。（編集?翻訳/川尻）