2025年2月27日、獨(dú)國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは「中國のテスラ車オーナーはイーロン?マスク氏の政治関與をどう見ているのか」と題した記事を掲載した。

記事は、マスク氏が創(chuàng)設(shè)した米テスラの電気自動(dòng)車（EV）が中國の消費(fèi)者に愛される中、マスク氏はトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)から重用され、しばしば他國の政治を批判する発言をしていると紹介。EVをはじめとするハイテク製品が今後米中対立のターゲットになる可能性もあるとしつつ、中國の消費(fèi)者はマスク氏の「大膽な発言」に対して無関心なようだと伝えた。

そして、北京にあるテスラの納車センターで新車を手に入れた人が「車のキーを受け取った後、興奮してポーズを取りながら寫真撮影していた」とする仏AFPの報(bào)道や、テスラのSUVを購入した50代の中國人女性が「私は個(gè)人的に政治にはあまり関心がない。庶民はブランド自體にもっと注目している。國産ブランドを支持しないわけではないが、個(gè)人の好みが一番大事。車を買う過程に政治が入り込むべきではない」と語ったことを紹介している。

また、別の中國人購入者も「マスク氏の政治的見解が中國の消費(fèi)者に全く影響を與えないとは言い切れないが、私たち一般消費(fèi)者にとって、その影響は大きくないと思う」と同様の認(rèn)識(shí)を示したことを伝え、テスラが昨年も中國で前年比8．8％増の約65萬7000臺(tái)のEVを販売し、中國國産ブランドが臺(tái)頭する中でも依然として人気を保っていることを指摘した。

記事は一方で、ドイツをはじめとする歐州ではマスク氏の政治介入に嫌悪感が漂っているとし、ユーロニュースの報(bào)道によると1月のドイツのEV市場が前年同期比54％増だったにもかかわらず、テスラの市場シェアが14％から4％に落ち込んだと紹介。英國市場でも同様の現(xiàn)象が見られたと伝え、その背景にはドイツの総選挙前に極右政黨とされる「ドイツのための選択肢」を公然と支持したこと、先月には英國の刑務(wù)所に収監(jiān)されている極右活動(dòng)家の釈放を求めたことなどを挙げた。そして、世論調(diào)査會(huì)社YouGovが1月中旬に両國で実施した世論調(diào)査でも、マスク氏が他國の政治に干渉することを歓迎しない傾向が見られたと報(bào)じている。（編集?翻訳/川尻）