中國(guó)東部の浙江省杭州市西湖區(qū)にある金秋老人ホームはスマート化を進(jìn)めるため、このほど犬型ロボットを?qū)毪筏蓼筏?。このロボットは重?4キロ、高精度LiDAR（ライダー、レーザー光を用いるレーダー）とカメラを搭載し、自動(dòng)的に移動(dòng)路線を選び、障害物を避けることができます。また、お年寄りとのコミュニケーションや、物品を?qū)盲堡郡?、散歩に付き添ったりすることができます。高齢化の加速に伴い、介護(hù)ロボットは中國(guó)各地でテストが実施されており、徐々に応用段階に入っています。

北京市北西部の海淀區(qū)は2023年から700世帯の高齢者に無(wú)料で介護(hù)ロボットを手配し、家事代行サービス、生活上の緊急支援、コミュニケーションと付き添いサービスを提供しています。杭州市社會(huì)福祉センターは早くも2016年に、「阿鉄」との愛稱を持つ介護(hù)ロボットを?qū)毪?、スマート化介護(hù)や遠(yuǎn)隔醫(yī)療などを提供した経験があります。

こうした?jī)A向について、対外経済貿(mào)易大學(xué)國(guó)家対外開放研究院の陳建偉教授は、介護(hù)ロボットは世界の高齢化問(wèn)題に戦略的な解決方法を與え、家庭と社會(huì)の負(fù)擔(dān)を軽減でき、発展の展望は広いが、技術(shù)、コスト、受容性など直面する課題も多いと述べています。

介護(hù)は簡(jiǎn)単な家事代行や、緊急時(shí)に高齢者の代わりに救急車を呼ぶなどの単純なものではありません。高齢者には細(xì)心の介護(hù)だけでなく、感情的な慰めも必要です。市場(chǎng)に現(xiàn)在登場(chǎng)している介護(hù)ロボットの多くは、単一の機(jī)能しか持っていません。機(jī)能が整備されたロボットは量産化されていないか、価格が高いなどの問(wèn)題があります。

中國(guó)のあるECサイトで販売されている介護(hù)ロボットは血圧、血中酸素、血糖値の測(cè)定のほか、ビデオ通話や、救急車を呼ぶ機(jī)能があり、価格は10萬(wàn)元以上（約207萬(wàn)円）で、外出時(shí)の付き添いロボットは3萬(wàn)元以上（約62萬(wàn)円）です。介護(hù)ロボットが一般の人々の生活に入るまでには、まだまだ長(zhǎng)い道のりがあるとみられています。（提供/CRI）