2025年3月6日、中國?環(huán)球時報は、中國のクリーンエネルギー分野の優(yōu)位性について「いくら強調(diào)してもし過ぎることはない」と評した米メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、米紙ワシントン?ポストの3日付文章を紹介。記事によると同紙は、中國がクリーンエネルギー革命に必要なほぼすべての技術(shù)を掌握しており、多くのアナリストは「未來の技術(shù)競爭において、電気自動車（EV）から太陽光パネルに至るまで中國がほぼすべての重要な分野で米國をリードする」と予測していると伝えた。

そして、カーネギー國際平和基金のミロ?マクブライド研究員が「中國のクリーンエネルギー技術(shù)における獨自の先行優(yōu)位性は、何度強調(diào)しても過言ではない。われわれとの差は前例がないほど大きい」と述べたことを紹介している。

また、中國の再生可能エネルギーの普及速度は他國を圧倒している上、なおも加速していると指摘。太陽光発電では、中國がEUを抜いて世界一となった2017年時點の累積設(shè)置容量である1．3兆キロワット超に米國が到達したのは2023年になってのことであり、中國は同年に新たに2兆キロワット以上の太陽光発電設(shè)備を上積みしていたと伝えた。

さらに、中國はコバルト、ニッケル、グラファイトなどバッテリーや太陽光パネルの製造に不可欠な重要鉱物で豊富な埋蔵量を誇るとともに、最大の加工國にもなっていると指摘。クリーンエネルギー革命を推進する原料面でも確固たる優(yōu)位性を確保していることを紹介した。

このほか、中國が科學(xué)者やエンジニアの育成に力を注いでおり、中國の研究者によるクリーン技術(shù)関連研究成果が引用される頻度は米國の研究者よりもはるかに高いとし、その多くが中國企業(yè)によって製品化されており、將來の競爭優(yōu)位性を確保する基盤となっているとも論じた。

同紙は、再生可能エネルギーが中國経済の重要な成長分野の一つであり、フィンランドの研究機関「エネルギー?クリーンエア研究センター（CREA）」によると、関連技術(shù)が中國経済の成長に10％以上貢獻したと紹介。中國は再生可能エネルギーの先行優(yōu)位を國內(nèi)に留めることなく積極的に関連技術(shù)の輸出も進めているとし、國際エネルギー機関（IEA）の見積もりによると、2035年までに中國のクリーン技術(shù)の輸出額は3400億ドル（約50兆円）を超え、2024年のサウジアラビアとUAEの石油輸出収入の合計に匹敵する規(guī)模になると伝えた。（編集?翻訳/川尻）