2014年9月30日、香港の民主派を支援する市民や學(xué)生は今月29日夜、香港島中心部の金鐘（アドミラルティ）に加え、同じ香港島中心部の「香港そごう」などのデパートやホテルなどの商業(yè)施設(shè)やレストランが集中する銅羅灣（コーズウェイベイ）と、大陸からの観光客が多い九龍地區(qū)の商業(yè)街?旺角（モンコック）でも座り込みを開始するなど、香港でも占拠地區(qū)が拡大している。

【その他の寫真】

民主派団體は2017年の香港トップ?行政長(zhǎng)官選挙で民主派候補(bǔ)を事実上排除する中國(guó)政府の決定の撤回と、現(xiàn)在の梁振英（リアン?ジェンイン）長(zhǎng)官の辭任を求めており、今後、占拠地區(qū)がこれまでの3カ所から、他の地區(qū)にも拡大することも考えられる。

知人によると、占拠行動(dòng)は極めて平和的に行われており、警察はまだ様子見で、強(qiáng)制排除の動(dòng)きはみせていないという。

しかし、今回の占拠行動(dòng)の激化により、香港株式市場(chǎng)ではハンセン指數(shù)が前週末比約2％下落したほか、占拠地區(qū)の商店やレストラン、小売店が次々と閉店に追い込まれるなど経済活動(dòng)にも徐々に影響が出始めている。10月1日からは中國(guó)の國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日）の大型連休が始まるが、今回の占拠行動(dòng)が大陸からの観光客の動(dòng)きにどれだけ影響を與えるかが注目されている。

今後の焦點(diǎn)は、香港當(dāng)局がいつ學(xué)生らの排除に乗り出すかで、香港側(cè)の動(dòng)きが鈍ければ、北京政府が香港に駐留する人民解放軍を出動(dòng)させるとの観測(cè)も流れているだけに、予斷は許さない。

◆筆者プロフィール：相馬勝

1956年、青森県生まれ。東京外國(guó)語(yǔ)大學(xué)中國(guó)學(xué)科卒業(yè)。産経新聞外信部記者、次長(zhǎng)、香港支局長(zhǎng)、米ジョージワシントン大學(xué)東アジア研究所でフルブライト研究員、米ハーバード大學(xué)でニーマン特別ジャーナリズム研究員を経て、2010年6月末で産経新聞社を退社し現(xiàn)在ジャーナリスト。

著書は「中國(guó)共産黨に消された人々」（小學(xué)館刊＝小學(xué)館ノンフィクション大賞優(yōu)秀賞受賞作品）、「中國(guó)軍300萬(wàn)人次の戦爭(zhēng)」（講談社）、「ハーバード大學(xué)で日本はこう教えられている」（新潮社刊）など多數(shù)。