中國(guó)の南部では春の茶摘みの季節(jié)を迎えています。雲(yún)南省臨滄市臨翔區(qū)邦東郷の昔帰村では、従來(lái)までと異なり、ドローンが「空の茶ルート」で効率的に稼働しています。摘み取ったばかりの茶葉をドローンでつるして輸送することで、山の下にある製茶所にわずか1分で屆けることができ、輸送時(shí)間が大幅に短縮されただけでなく、茶葉の鮮度も確保されました。

村の名前に由來(lái)する昔帰茶は「新鮮さ」ゆえに値段が高かったのですが、山間部の道路條件に制限され、従來(lái)は茶農(nóng)家の人手に頼って運(yùn)搬されていたため、少なくとも40分はかかっていました。新鮮な茶葉は高溫で風(fēng)通しの悪い環(huán)境では劣化しやすく、茶葉の品質(zhì)に悪影響を與えていました。この難題に対して、臨翔區(qū)の関係部門はドローン輸送の方法を模索し、新鮮な茶葉の「快速輸送」を?qū)g現(xiàn)させ、昔帰茶の本來(lái)の香りを最大限に保つようにしました。

臨翔區(qū)商務(wù)局電子商取引センターの楊滔主任によると、現(xiàn)在使用されているドローンの1回の最大荷重は85キロで、新鮮な茶葉の完全な狀態(tài)での輸送率は99．2％に上昇し、人件費(fèi)は70％減少しました。また、ドローンにはハイビジョンカメラが搭載されており、全過(guò)程をモニタリングすることができます。これまでに10世帯の茶農(nóng)家が関連企業(yè)と協(xié)力協(xié)定を締結(jié)しており、今年の春茶シーズンには、ドローンが昔帰村で最も忙しい「輸送作業(yè)員」になるとみられています。

ドローンは茶葉の輸送に応用されているだけでなく、臨翔區(qū)の農(nóng)業(yè)生産の多くの段階でも重要な役割を果たしています。最近、螞蟻堆郷邦谷村にある3500ムー（約235ヘクタール）のナッツ林の上空で、2機(jī)の植物保護(hù)ドローンが事前に設(shè)置されたルートに沿って往復(fù)し、無(wú)公害農(nóng)薬を正確に散布しました。

農(nóng)家の楊天富さんは、「以前は作業(yè)員を雇って農(nóng)薬を散布してもらい、1人1日當(dāng)たり最多で4ムー（約0.27ヘクタール）を散布していたが、今ではドローンで1日に100ムー（約6.7ヘクタール）以上を作業(yè)することができる。これまで5日間かかっていた散布作業(yè)が、今ではわずか2時(shí)間で完了する。作業(yè)費(fèi)用は、1ムー（約0.067ヘクタール）當(dāng)たり30元（約610円）しかかからなかった。時(shí)間を節(jié)約するだけでなく、コストも大幅に削減された」と話しました。（提供/CRI）