2014年9月30日、中國共産黨機(jī)関紙?人民日報(bào)は、抗日戦線を記念する遺跡が國民の無関心や亂開発などで無殘な姿に変わり果てていると痛烈に批判した。以下はその概要。

【その他の寫真】

多くの血と涙が流れた抗日戦線の貴重な遺跡が、厳しい現(xiàn)実のなかで消滅の危機(jī)を迎えている。萬里の長城は日本軍との戦いの場所でもあったが、それを示した碑はなく、訪れる観光客は誰1人この事実を知らない。各地にある抗日烈士の墓のほとんどが荒れ果て、雑草が生い茂ったままだ。

遼寧省の阜新「萬人坑（日本占領(lǐng)時(shí)代に酷使されて死んだ坑夫や抵抗して殺された坑夫たちを埋葬した墓地）」殉難坑夫記念館は破損が激しく、記念碑は壊され、館內(nèi)に照明もなく、坑夫たちの遺骨も消失している。周恩來や蔣介石、朱徳など、共産黨や國民黨の指導(dǎo)者がかつて居住していた重慶市の數(shù)帆樓は、商業(yè)開発でホテルのワインセラー館に改造され、その庭園にはホテル管理職の宿舎が建てられているというありさまだ。

歴史は最良の教科書であり、意識覚醒の薬でもある。遺跡はただの景観ではなく、正しく保存して利用することで歴史を明らかにし、次の世代に伝える役割を果たす。遺跡の保存は歴史に対してわれわれが果たすべき責(zé)任であり、人民に対しての責(zé)務(wù)でもある。（翻訳?編集/本郷）