ネット通販でまたも出現(xiàn)、「かぎりなく怪しい日本製品」―中國メディア

Record China    2025年3月17日(月) 10時0分

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「日本で作られた純正品」として中國でネット通販されている歯磨き剤が「かぎりなく怪しい商品」と分かった。取り締まり関係者によると、輸入品と偽って販売する手口は「ずっとあった。ありふれている」と説明した。

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中國メディアの紅星新聞によると、「日本で作られた純正品」として中國でネット通販されている歯磨き剤が「かぎりなく怪しい」商品であると分かった。偽商品の取り締まり関係者によると、輸入品と偽って商品を販売する手口は「ずっとあった。ありふれている」と説明したという。

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ネットのライブ販売では出演者が「赫本?!工趣いΕ伐戛`ズ商品の中の「黒松露」という歯磨き剤を示し、日本製の高級ブランド品の輸入品であり(中國の)國家認(rèn)可済みなどと強(qiáng)調(diào)している。また、「発売から1年間で100萬本も売れた」「歯磨き剤のリピート率ランキング、輸入歯磨き剤の評価ランキング、ホワイトニング歯磨き剤の人気ランキングでトップ」などと次々に説明する。しかし紅星新聞などが取材したところ、「日本で作られた純正品」であり「高級ブランド品」であるとの説明には、疑わしい點(diǎn)がいくつもあると分かった。

確認(rèn)のために商品を購入したところ、パッケージには製造元としてM社という日本の會社名が書かれていた。M社の公式ページの記録には、2014年に中國國內(nèi)で會社を開設(shè)したが22年に解散したと書かれていた。


また、「黒松露」の中國國內(nèi)の取扱業(yè)者は18年に深セン市浩美生物科技という會社だった。さらに調(diào)べたところ、同社およびその経営者はこれまで、しばしば問題を起こしてきたことが分かった。19年には稅金未納として社名が公表された。23年から24年には「経営異常リスト」に3回掲載された。24年12月には虛偽の広告をしたとして罰金が科せられた。経営者に対する各種警告は50回に達(dá)していた。

同社はさらに、以前にも日本企業(yè)と権利関連で問題を起こしていた。日本製として化粧品を販売しており、パッケージには製造元として日本のI社の社名が書かれていたが、紅星新聞がI社社長に話を聞いたところ、同じ名の商品シリーズを製造していたのは事実だが、中國で流通している商品はI社が製造したものではないと説明された。

I社は深セン市浩美生物科技に対して権利侵害を停止するよう要求したが、「國境の壁」があり自社の権利を保護(hù)できなかったという。I社社長は「このようなことはよく起こることで、私どもの顧客はそのことをお分かりだと思います」と語ったという。紅星新聞が深セン市浩美生物科技の経営責(zé)任者に電話を掛けたところ、「本社が販売する製品はすべて輸入品」「今は高速道路を走行中だから」とだけ言われて、すぐに切られた。

さらに、深セン市浩美生物科技は23年9月に、中國國內(nèi)での「黒松露」の商標(biāo)登録をしたことが分かった。一方、M社は日本で24年10月に「黒松露」の商品登録を完了させていた。「日本製の高級ブランド品の輸入品」と稱して中國で販売しているが、日本での商標(biāo)登録は中國より遅かったことになる。

M社の公式ウェブサイトによると、「黒松露」を販売したことはあるが、すでに販売終了になっていた。販売當(dāng)時の価格は1本990円だった。中國で売られている「黒松露」の価格は3本で39元(約800円)だ。

また、日本在住の中國人によると、日本のドラッグストアやスーパーで該當(dāng)商品を見たことがない。日本の大手小売業(yè)者に調(diào)べてもらったところ、いずれも「在庫なし」「該當(dāng)商品なし」といった結(jié)果だった。また、アマゾン、楽天、ヤフーでも販売されていない。さらに該當(dāng)商品をネット検索すると、商品説明などは全て中國語で、日本語のものはなかった。


中國法學(xué)會消費(fèi)者権益保護(hù)法研究會の陳音江副秘書長は、「(日本で)販売すらされていないなら、高級品だとは言えない。消費(fèi)者が誤った認(rèn)識を持つことになり、消費(fèi)者の知る権利を侵害している可能性がある」と述べた。陳副秘書長はさらに「販売者が製品情報が虛偽であることを知りながら、意図的に虛偽の情報で消費(fèi)者を欺く場合、詐欺罪に該當(dāng)する可能性がある」と強(qiáng)調(diào)した。つまりネットのライブ販売の関係者も、「日本から輸入した高級ブランド」という説明が虛偽と知った上で販売していた場合には、罪に問われる可能性が出てくる。

紅星新聞によると、偽商品の取り締まり関係者の一人は輸入品と偽って商品を販売する手口は「ずっとあった。ありふれている」と説明した。

中國では同件について、消費(fèi)者の一人が深セン市當(dāng)局に深セン市浩美生物科技などを告発した。當(dāng)局側(cè)からはすでに、告発者に対して立件捜査が決定したとの通知があったという。(翻訳?編集/如月隼人

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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