2025年3月18日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、電池の分野において歐州は中國から學(xué)ぶべきだとするベルギーメディアの文章を紹介する記事を掲載した。

記事はベルギー紙レコーの15日付文章を紹介。同紙は、精密品である電池の工場は「外科手術(shù)さながらの精密さが要求される別世界であり、超高精度のクリーンルームでは微小なちり一つ許されない」という非常に厳しい環(huán)境が求められ、その建設(shè)には莫大なコストがかかるとの認(rèn)識を示した。

そして、歐州ではここ數(shù)年、「技術(shù)の歐州回帰」を夢見てきたものの、その夢を託したスウェーデン電池メーカーのノースボルトが破産申請したと紹介。數(shù)十億ユーロの公的資金を投じて同社を支援する準(zhǔn)備も歐州域內(nèi)電池調(diào)達(dá)を促す法整備もいまだ不十分な狀況にあり、少なくとも電池分野における「技術(shù)の歐州回帰」は前途多難な狀況だと伝えた。

一方で、中國の電気自動車（EV）や電池の戦略は歐州と全く異なり、政府が強(qiáng)力に後押しすることによって企業(yè)が業(yè)界のトップに躍り出たと指摘。歐州がいまだ「ダンピング」にこだわる間に、中國は公的支援で産業(yè)基盤を整え、量から質(zhì)への転換を成し遂げたと解説した上で、ジュリア?ポリスカノバ（歐州運(yùn)輸?環(huán)境運(yùn)動連盟、車両および電動モビリティサプライチェーン擔(dān)當(dāng)シニアディレクター）氏が24年12月に「EUの『アキレス腱』は資金と言葉を結(jié)びつけられず、競爭が激化するクリーン技術(shù)開発向けの実質(zhì)的な投資基金を構(gòu)築できない點(diǎn)だ」と論じたことを紹介した。

同紙は、調(diào)査會社ベンチマーク?ミネラル?インテリジェンスが歐州の一次電池供給市場について、ノースボルトが30年までに13％のシェアを獲得すると予測していたことを紹介。しかし、同社の破産でアジア勢に追いつく道は閉ざされ、同社の最新予測では30年時(shí)點(diǎn)の歐州市場で中國企業(yè)のシェアが35％に達(dá)し、歐州企業(yè)は30％にとどまる見込みだと伝えた。

その上で「敵を倒せないなら味方につけ。EV産業(yè)で起きたことが電池分野でも進(jìn)行中だ」とし、中國?韓國企業(yè)と提攜して歐州での電池の共同生産を増やすことが技術(shù)蓄積の最善の道になる可能性を指摘。「かつて歐州の支援で自動車生産を始めた中國に、今度はわれわれが謙虛に學(xué)ぶ番だ」と結(jié)んだ。（編集?翻訳/川尻）