2024年3月24日、澎湃新聞は中國の電気自動車（EV）大手BYDが年間の売上高で初めて米EV大手テスラを上回ったと報じた。

記事は、BYDが24日に24年通期の業(yè)績を発表し、売上高が前年比29％増の7771億200萬元（約16兆3000億円）、純利益が同34％増の402億5400萬元（約8453億円）となったことを紹介。同期におけるテスラの売上高は976億9000萬ドル（約14兆7500億円）であり、BYDが初めてテスラを上回ったと伝えた。

売上高の內訳は、全體の約80％を占める自動車および自動車関連製品事業(yè)が同28％増の約6137億8200萬元（約12兆9700億円）、約20％を占める攜帯電話部品および組み立て事業(yè)が同35％増の約1596億900萬元（約3兆3500億円）だった。また、新エネルギー車の年間販売臺數(shù)は同41％増の427萬2100臺で、輸出販売臺數(shù)は同71％増の40萬7700代臺となった。中國自動車工業(yè)協(xié)會（CAAM）のデータによると、24年における同社の新エネルギー車市場シェアは同1．3ポイント上昇して33．2％になった。

同社による研究開発投資は依然として旺盛で、24年の投資額は同36％増の約542億元（約1兆1400億円）に。24年末までの累計研究開発投資は1800億元（約3兆7800億円）を超え、バッテリーやモーター、電子制御、チップを網(wǎng)羅する全産業(yè)チェーンの技術的障壁を構築した。

記事は、同社が今年の重要な戦略の柱として電動化とインテリジェント化の深い融合を掲げており、中國全土でマップなしに都市ナビゲーション機能が提供できる「天神の眼」高次インテリジェント運転システムの運営を開始したと紹介。王伝福（ワン?チュアンフー）會長が「世界の自動車業(yè)界のインテリジェント化の波において、中國の自動車ブランドはもはや追隨者ではない。われわれは世界の先駆けとなる勇気をもって、この潮流の最前線に立ち、より多くの國內ブランドと手を取り合って海外に進出し、さらなる高みを目指す」とコメントしたことを伝えた。（編集?翻訳/川尻）