中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)によると、米NBCはこのほど、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の関稅が野球帽を製造する工場に混亂をもたらしているとする記事を掲載した。

記事によると、中國南部の工場で、帽子サプライヤーは、世界的な需要と米國の関稅政策による國際貿(mào)易への劇的な変化に対応しようと努めている。中國製品への関稅率は相互関稅の34％を上乗せすると少なくとも54％に達(dá)する。帽子から自動(dòng)車部品、電子機(jī)器に至るまで、中國で生産される多くの日用品の価格が上昇するとみられる。

帽子サプライヤーのジェフィー?マー氏は「新たな関稅のコストは中國などの國が負(fù)擔(dān)することになるが、価格上昇という形で差額を支払うのは主に米國の消費(fèi)者だ」と語る。マー氏の會社は、ウィルソンやフィラなどのブランドやメジャーリーグベースボールのチーム向けに、ゴルフ用バイザー、サイクリング用帽子、野球帽の縫製、刺しゅう、仕上げを行っている。全體の約4割が米國向けだ。米國の関稅は「われわれ全員にとっての試練」だといい、米國とのビジネスコストが上昇する中、國內(nèi)やその他の市場への販売拡大を模索している。

記事によると、中國の一部の製造業(yè)者は、米國の関稅を回避するため、生産の一部を東南アジアに移すことを検討している。しかし、米國がベトナムやタイ、カンボジアなどにも高い関稅を課す中、その案はそれほど魅力的ではないかもしれない。

マー氏は「中國が熟練した労働力と効率的なサプライチェーンを備えた世界最大の製造大國であることを考えると、東南アジアへの移転は完璧な解決策から程遠(yuǎn)い。また米國には熟練した縫製労働者が不足しているため、工場を米國に移すのも非現(xiàn)実的だ」と語る。それでもマー氏は米中貿(mào)易の未來については楽観していて、「両國が解決策を見つけると思う。中國は世界の製造業(yè)の中心だ。われわれは両國が敵ではなく友人であってほしいと思っている」という。（翻訳?編集/柳川）