誘拐されたフィリピンの中國人「鉄鋼王」、身代金払うも遺體で発見―香港メディア

Record ASEAN    2025年4月13日(日) 21時30分

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福建省出身でフィリピンで鉄の取り引きなどの事業(yè)で成功し、「鉄鋼王」などと呼ばれていた郭從願さん(寫真)とその運転手が、3月末に誘拐された。家族は高額の身代金を払ったが、2人は遺體で発見された。

香港メディアの香港01などによると、福建省出身でフィリピンに渡って鉄の取り引きなどの事業(yè)で成功し、「鉄鋼王」などと呼ばれていた郭從願さんとその運転手が、3月末に誘拐された。家族は高額の身代金を払ったが、2人は4月9日になり遺體で発見された。

郭從願さんは3月29日、フィリピン北部のルソン島のブラガン州で會食會に參加し、その後、運転手と共に誘拐された。家族は身代金要求を受けて、3回に分けて計2億1000萬ペソ(約5億8000萬円)を支払った。しかし4月9日になり、ルソン島のリサール州ロドリゲス町內(nèi)の草むらで、郭さんと運転手の遺體が見つかった。遺體はいずれもナイロン袋に詰められ、頭部はテープで幾重にも巻かれていた。顔には傷とあざが多數(shù)見られ、生前に暴行を受けた疑いが持たれている。

大使館は郭さんの誘拐について「中國國籍保有者が誘拐された」と発表していた。大使館は郭さんの家族にフィリピン警察および中國國內(nèi)の警察機関へ通報するよう指導(dǎo)し、支援も行った。またフィリピン側(cè)にも全力で捜査にあたり、人質(zhì)の安全な解放を図るよう求めていた。大使館は郭さんらの死亡を受け、被害者に深い哀悼の意を表し、遺族に対し心からの慰めを伝えるとともに、犯人を厳しく非難した。

大使館はさらに、中國人を標的とした誘拐などの兇悪犯罪が増加傾向にあるとして、フィリピンの主要な華人団體と対策を共に検討し、現(xiàn)地にいる中國人および中國系住民の安全と合法的権益を守るため、実効力ある措置を講じはじめたという。大使館はまた、フィリピン現(xiàn)地の治安情勢を注視して各種の安全警告を隨時発出し、犯罪被害を防止するための講座を開催するなどしている。

中國メディアの南方日報によると、郭從願さんは福建省泉州市永春県で1957年に生まれた。85年にはフィリピンに渡って仕事を成功させ、90年には鉄取り引きの會社を設(shè)立した。郭さんは不動産業(yè)、鉱業(yè)、養(yǎng)殖業(yè)、飲食業(yè)などにも進出し、現(xiàn)地では「鉄鋼王」と呼ばれるまでに成功した。

また、フィリピンの華人団體でも活躍し、中國系企業(yè)の団體であるフィリピン中國商會の初代會長も務(wù)めた。また、永春県出身の団體である永春社団聯(lián)誼総會の永久名譽會長にも選ばれた。郭さんは出身地の永春県に計2000萬元(約3億9000萬円)の寄付をするなどして、2015年には福建省政府から「公益事業(yè)への寄付での格別な貢獻賞」を授與された。(翻訳?編集/如月隼人

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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