華為技術(shù)（ファーウェイ）の関係者は、広東省東莞市內(nèi)で3月末に開催された「2025スマート太陽光発電設(shè)計(jì)シンポジウム」（以下、シンポジウム）で、同社の太陽光発電関連の取り組みと、その成果について説明した。

太陽光発電の能力を完全に発揮させるためには、さまざまな問題がある。まず、夜間には発電ができず、晝間であっても気象狀況によっては発電能力が低下する。雲(yún)の出現(xiàn)によって、発電能力が急変する場合もある。そのため、充電能力や発電施設(shè)外の送電ネットワークとの「賢い接続」が必須だ。ファーウェイは、太陽光発電に得られた電力を送電網(wǎng)に結(jié)びつける技術(shù)の向上に注力している。

シンポジウムでファーウェイデジタルエナジー副総裁兼チーフマーケティングオフィサーの方良周氏は、太陽光発電や風(fēng)力発電について量の面でも質(zhì)の面でも求められることが飛躍的に増えている現(xiàn)在、取り組むべきことには主に3分野があると説明した。第一に、グリッドフォーミング型の蓄電システムを採用して、新エネルギーの利用率を高めること、次に、設(shè)計(jì)、選定、生産、製造、試験、納品などの全工程において蓄電の安全性を考慮すること。さらに、デジタル技術(shù)およびスマート技術(shù)を活用し、太陽光発電システムの運(yùn)営管理を全面改善することだ。

方氏が筆頭に挙げたグリッドフォーミング型の蓄電システムは、電力全體における太陽光発電や風(fēng)力発電など新エネルギーの比率を上昇させる鍵とされる仕組みだ。送電網(wǎng)では電圧や周波數(shù)が定められているが、従來型の火力発電や水力発電ならば、送電網(wǎng)の「定格」に合わせた出力がしやすい。しかし電力の性格が異なる新エネルギーでは巧妙に送電しないと、送電網(wǎng)全體の安定を失わせる事態(tài)が発生する。グリッドフォーミング型の蓄電システムは、送電網(wǎng)の定格に受動的に対応するのではなく、送電網(wǎng)の狀態(tài)をよりよくするように主體的に調(diào)整して、電力を送り出すスマートなシステムだ。

ファーウェイは近年來、グリッドフォーミング型蓄電技術(shù)の革新と大規(guī)模な応用をリードしており、太陽光発電や風(fēng)力発電での様々なシナリオでの検証を行ってきた。2024年7月には、重要な専門家を多く招いて、高水準(zhǔn)の技術(shù)鑑定會を開催した。スマートストリング型（組み合わせ型スマート管理）のグリッドフォーミング蓄電技術(shù)體系について技術(shù)評価では、ファーウェイの関連技術(shù)が新型電力システムの安定性や再生可能エネルギーの系統(tǒng)的連攜連系などを有効に向上させ、國際的にも先進(jìn)的な水準(zhǔn)にあるとされた。

チベットのガリ地區(qū)にある発電所では、ファーウェイの6メガワット/24メガワット時のグリッドフォーミング型蓄電の導(dǎo)入により、送電能力がそれまでの1．5メガワットから12メガワットに向上し、発電能力は1.75倍に拡大し、収益性も大きく向上したという。

ファーウェイによると、同社製品およびソリューションは、ライフサイクル経済性でも評価されている。例えば同社製粉300キロワットのストリング型インバータは発売から2年以上が経過したが、高い発電効率やスマート化レベル、信頼性が評価されており、あらゆる?yún)棨筏きh(huán)境での試練に耐えるなどで世界中の顧客の信頼を獲得し、世界初の累計(jì)出荷量が200ギガワットを超えたインバータになったという。

ファーウェイはシンポジウムで、サウジアラビアの砂漠地帯で導(dǎo)入された、同社による太陽光発電と風(fēng)力発電、さらに蓄電を統(tǒng)合的にスマート制御するソリューションや、中國の山東省東営市沖合いでの大規(guī)模海上太陽光発電プロジェクトで同社の300キロワットインバーターが3000基以上採用され、プロジェクトの安全かつ安定した運(yùn)用に大きく貢獻(xiàn)しているなどの成功事例の紹介も行った。（翻訳?編集/如月隼人）