中仏天文衛(wèi)星は、中國とフランスの協(xié)力による宇宙望遠(yuǎn)鏡プロジェクトで、2024年6月の打ち上げ以來軌道上で10カ月間飛行し、100回以上のガンマ線バースト（宇宙空間で短時間に膨大なエネルギーがガンマ線として放出される現(xiàn)象）を検出しました。24日に発表された第1回目の衛(wèi)星の科學(xué)成果は國家天文臺に渡され、運(yùn)用されています。

中仏天文衛(wèi)星には、中國側(cè)のガンマ線モニター、光學(xué)望遠(yuǎn)鏡およびフランス側(cè)の硬X線カメラ、軟X線望遠(yuǎn)鏡の4臺の科學(xué)機(jī)器が搭載され、相互に連攜することでガンマ線バーストの起源、物理的性質(zhì)などを観測し、衛(wèi)星プラットフォームと科學(xué)機(jī)器の軌道上テスト任務(wù)はすでに完了しています。

中仏天文衛(wèi)星が検出した100回以上のガンマ線バーストのうち、最も注目されたのは130億年前からのガンマ線バーストで、宇宙誕生からわずか7億年後の極めて初期からのものです。科學(xué)者の分析によると、これは宇宙最初期の恒星が崩壊してブラックホールや中性子星を形成したことに由來する可能性があり、その光線は宇宙を約130億年かけて中仏天文衛(wèi)星に到達(dá)しました。この発見は12年近く保持されていた國際記録を更新し、宇宙の赤ちゃん時代の姿を垣間見ることができました。

中仏天文衛(wèi)星システムは現(xiàn)時點(diǎn)で、世界においてガンマ線バーストに対する多波長総合観測能力が最も高い衛(wèi)星システムで、衛(wèi)星の運(yùn)用開始と第1回目の科學(xué)成果の共同発表は、中仏天文衛(wèi)星プロジェクトの一里塚となっただけでなく、世界の時間領(lǐng)域天文學(xué)の観測研究が新たな段階に入ることを推進(jìn)します。

中仏天文衛(wèi)星は少なくとも3年間軌道上で作業(yè)し、宇宙における高エネルギー爆発現(xiàn)象の探索を続ける予定です。（提供/CRI）