2014年9月28日、香港の中國(guó)評(píng)論通訊社（電子版）は、米誌の記事を基に、中國(guó)は、経済発展のための最大の資産である「人口」を今まさに失いつつあり、今後の発展に深刻な影響を受けるだろうと報(bào)じた。10月3日付で參考消息（電子版）が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

米誌「National Interest」（電子版）は25日、ヘリテージ財(cái)団アジア研究センターのオリビア?イーノス氏の「中國(guó)は人口という大災(zāi)難に直面している」と題した記事を掲載した。

それによると、中國(guó)社會(huì)の高齢化のスピードが増すにつれて、中國(guó)政府は一人っ子政策の緩和に著手した。それまでは、少數(shù)民族など特別なケースを除き、基本的に1組の夫婦には子供1人しか認(rèn)めてこなかったが、夫婦いずれか一方が一人っ子だった場(chǎng)合には、2人目の子供を認(rèn)める方向へと転換した。

しかし、その効果は限られており、人民の福祉や経済の健全な発展のため、中國(guó)政府が人口政策に対する反省と大幅な調(diào)整をしなければならない時(shí)が今まさにやってきた。

経済學(xué)者ニコラス?エバースタット氏は「仮に一人っ子政策を廃止したとしても、中國(guó)経済の成長(zhǎng)は2020年代から下降し始める。なぜなら、中國(guó)の次世代の労働力人口は極めて少ないからだ」と指摘する。

中國(guó)は、1979年から実施した一人っ子政策によって、約4億人の人口増加防止に成功したという。ただし、この政策が正常な人口構(gòu)造を歪め、さらに男尊女卑の風(fēng)潮を助長(zhǎng)し、性別比のバランスも大きく狂わせてしまった。

エコノミストによると、中國(guó)の高齢人口は2020年までに60％増加する一方で、労働力人口は35％減少する。このような、かつて経験したことのない急激な人口構(gòu)造の変化が、中國(guó)及び中國(guó)経済の健全な発展に対して、深刻な問(wèn)題をもたらすことになる。

國(guó)內(nèi)総生産（GDP）の成長(zhǎng)速度は、労働力と資本、全要素生産性（TFP）によって決まるといわれている。人口の減少は、労働力の供給不足をもたらし、労働力人口と高齢人口のバランスを失わせる。さらに、高齢化にともなって、新たな労働力の補(bǔ)給ができないため、TFPの下降も避けられなくなる。中國(guó)は今後、GDPの成長(zhǎng)速度を決定する3つの要素のうち、人口の減少によって労働力とTFPの2つの要素に大きな影響を受けることになる。

一人っ子政策の緩和によって、新たに増加する子供は100萬(wàn)人に上ると予測(cè)されている。ただし、中國(guó)で毎年生まれる子供の數(shù)1600萬(wàn)人と比べると、その數(shù)は極めて少ない。

韓國(guó)や日本などを含め、出生率が低下し続けている國(guó)は世界に多く存在するが、中國(guó)の出生率も非常に低く、1．55しかない。ただし、出生率が低いその他の國(guó)と異なり、中國(guó)は人口の減少を移民政策だけに頼ってもカバーできないのである（米國(guó)は移民政策によって出生率の低下をカバーしている）。（翻訳?編集/HA）