2014年10月9日、新華社によると、スウェーデン王立科學(xué)アカデミーは7日、2014年のノーベル物理學(xué)賞を、実用的な青色の発光ダイオード（LED）を開発した赤崎勇名城大教授、天野浩名古屋大教授、中村修二?米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の3人に授與すると発表した。

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日系アメリカ人の南部陽一郎シカゴ大學(xué)名譽教授を含めると、日本人のノーベル賞受賞者は計22人となった。このうち、文學(xué)賞が2つ、平和賞が1つで、自然科學(xué)分野での受賞が大多數(shù)を占めていることが分かる。米國籍を取得した南部教授と中村教授の受賞も日本國內(nèi)での研究の成果だ。日本はなぜこれほど多くのノーベル賞受賞者を輩出できるのだろうか。日本の科學(xué)研究と教育分野には參考にすべき點があると言える。

▼基礎(chǔ)研究の重視

早稲田大學(xué)創(chuàng)造理工學(xué)部の森康晃教授は、日本の科學(xué)者がノーベル賞を受賞できる理由を、知識の長期的な蓄積と基礎(chǔ)研究の積み重ね、そして人材育成の賜物であるとし、一朝一夕に得られたものではないと話す。日本のノーベル賞受賞者はいずれも國立大學(xué)卒業(yè)で、その多くが博士號を取得している。これらの大學(xué)はそもそもが研究型大學(xué)で、基礎(chǔ)研究を非常に重んじているのだ。

▼研究経費の保証

戦後、日本は科學(xué)技術(shù)立國を掲げ、國を挙げて科學(xué)技術(shù)の発展に巨額の資金を投じてきた。文科省の外郭団體である「日本學(xué)術(shù)振興會」は研究內(nèi)容を具體的に制定する任務(wù)を擔っており、中でも「科學(xué)研究費」は日本最大規(guī)模の競爭的研究資金となっている。科研費は日本政府の競爭的研究資金の6割以上を占め、目下、日本の科研費の最も重要な資金源の一つとなっている。

日本學(xué)術(shù)振興會の科研費の予算は、日本政府の5年に一度の「科學(xué)技術(shù)基本計畫」に組み込まれている。研究者は大學(xué)や企業(yè)、或いは國から十分な研究費を調(diào)達することが可能で、研究者が安心して研究を進められる物的保障となっているのだ。

▼教育重視の伝統(tǒng)

日本は教育の伝統(tǒng)を重んじる。家庭では読書をする環(huán)境作りがなされ、子供たちは小さい時から知識への欲望が掻き立てられ、それが研究の確固たる基盤となる。科學(xué)研究分野でもこうした伝統(tǒng)が研究者の學(xué)術(shù)重視の意識を高めている。日本の最高學(xué)府である東大を例にとってみても、同校は日本の近代史上初の國立大學(xué)で、22人のノーベル賞受賞者のうち7人が同校出身者。この輝かしい成果は、研究者たちが決して政治的地位のためではなく、學(xué)問の研鑽に専念しているからに他ならないのだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/IM?編集/武藤）