2014年10月9日、モバイルインターネット醫(yī)療分野のよい知らせが次々耳に入ってくる。9月末には、醫(yī)療相談サービス「春雨醫(yī)生」がネット薬局の「好薬師」と戦略的協(xié)力を結(jié)ぶことで合意し、利用者におすすめの醫(yī)薬品情報(bào)や醫(yī)薬品販売サービスを直接提供することになった。その1カ月前には春雨醫(yī)生が5000萬ドル（約54億円）の第3回融資を獲得し、9月中旬には醫(yī)療計(jì)器メーカー?九安醫(yī)療の「iHealth」ブランドが小米科技から2500萬ドル（約27億円）の投資を獲得した。醫(yī)療情報(bào)サイト?丁香園も同月初旬に騰訊（テンセント）から7000萬ドル（約75億5000萬円）の資金を獲得し、國內(nèi)のモバイル醫(yī)療企業(yè)への融資では過去最大規(guī)模になった?！复韦胜虢疸k」といわれるモバイル醫(yī)療分野が、徐々に熱を帯びてきている。人民日報(bào)海外版が伝えた。

【その他の寫真】

▼モバイル醫(yī)療に集まる資本

調(diào)査會(huì)社?艾媒諮詢（iimedia）が発表したデータによると、2017年末までに、中國のモバイル醫(yī)療市場は125億3000萬元（約2200億円）の規(guī)模に達(dá)する見込だ。そしてチャンスのあるところには、百度、アリババ（阿里巴巴）、騰訊などのネット大手が必ず顔を出すだろう。

今年5月、「支付寶」（アリペイ）は「未來病院計(jì)畫」を発表。ネットとビッグデータの技術(shù)を利用し、今後5?10年で、ビッグデータに基づき、患者を中心としたモバイルスマート受診プラットフォームを構(gòu)築すると発表した。6月には「微信」（WeChat）が「全プロセス受診プラットフォーム」を初めて開設(shè)した。7月には百度が北京市政府と共同で「北京健康クラウドプラットフォーム」を発表した。

國內(nèi)にはモバイル醫(yī)療関連のアプリケーションが2000種類以上ある。「春雨掌上醫(yī)生」、「用薬助手」、「5U家庭醫(yī)生」、「好大夫在線」などで、醫(yī)療機(jī)関探し、問診、予約、受付、醫(yī)薬品の購入、専門的情報(bào)の相談などさまざまな方面をカバーする。

春雨醫(yī)生の製品は「簡単な問診」と位置づけられ、音聲、文字、畫像などを通じて全國の二級甲レベル以上の公立病院の主治醫(yī)レベル以上の醫(yī)師4萬人に直接健康相談をすることができる。実際に醫(yī)療機(jī)関を受診する前に、本當(dāng)に病院に行く必要がある患者かどうかをふるいにかける役割を果たすとともに、醫(yī)療資源で劣る地域の人や低所得層が最も安いコストでよい醫(yī)者に相談できる環(huán)境を整えることを目標(biāo)にしているという。

▼融合が加速

方正証券のまとめた研究報(bào)告によると、良好なエコロジー環(huán)境を創(chuàng)出し、一體化した醫(yī)療サービスをうち出すことが、モバイル醫(yī)療発展のためにぜひとも必要だという。

プラグアンドプレイの國際的な汎用規(guī)格が各種システム設(shè)備に相乗効果をもたらすというのが、モバイル醫(yī)療をめぐって解決が必要とされる問題だ。ボーダーレス醫(yī)療集団のモバイル醫(yī)療サービスプラットフォームがうち出したスマートホームシステムは、クラウド端末と家庭にある端末とウエアラブルデバイスを組み合わせて醫(yī)療におけるモノのインターネットを構(gòu)築し、家庭での介護(hù)向けに健康管理、介護(hù)者の育成、遠(yuǎn)隔醫(yī)療などのサービスを提供する。

同集団の余衛(wèi)湘（ユー?ウェイシアン）主席（博士）は、「モバイル醫(yī)療とモノのインターネットなどの科學(xué)技術(shù)手段を通じて改良されたスマート都市により、発展途上國が醫(yī)療保険支出を大幅に節(jié)約できるようになり、中國の醫(yī)療保険市場を中心に『醫(yī)療のシルクロード』を構(gòu)築して、周辺國?地域に波及させることも可能になる」と話す。

▼未知の商業(yè)モデル

現(xiàn)在のモバイル醫(yī)療の商業(yè)モデルは、まだ端緒についたばかりだ。

余主席は、「中國のモバイル醫(yī)療産業(yè)が世界規(guī)模で大きく飛躍したいなら、世界との連攜が必要だ。特に國際醫(yī)療基準(zhǔn)に合わせることが必要になる。だが現(xiàn)在の國內(nèi)での醫(yī)療実踐の多くは、中國醫(yī)學(xué)であれ西洋醫(yī)學(xué)であれ、國際醫(yī)療基準(zhǔn)の範(fàn)疇には組み込まれておらず、國際制度に基づく規(guī)範(fàn)を欠いている。次に必要なことは、世界との協(xié)力を強(qiáng)化することだ?，F(xiàn)在の國內(nèi)市場に流通するモバイル醫(yī)療アプリケーションの多くは、國際協(xié)力メカニズムの視點(diǎn)が欠けており、患者がより質(zhì)の高い醫(yī)療サービスを受けたいと思った時(shí)にマイナスであり、また醫(yī)療コスト引き下げというモバイル醫(yī)療の強(qiáng)みが生かされないことにもつながる」と話す。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）