2014年10月11日、15年続いた人気漫畫(huà)「NARUTO?ナルト?」が11月10日発売の週刊少年ジャンプ50號(hào)で、ついに完結(jié)することがこのほど発表された。「ついに」というのは、「完結(jié)」という悲しい知らせを聞いて初めて、同漫畫(huà)がまだ続いていたことを思い出したからだ。新京報(bào)が伝えた。

1999年から始まった波亂萬(wàn)丈の青春をテーマにした同漫畫(huà)で、作者の岸本斉史氏は、日本の文化の中でも最もベールに包まれた「忍者」の世界を新たな視野で描いた。登場(chǎng)する若者たちは皆忍者としての修業(yè)を積み、その世界には「情」と「熱血感」が満ちている。

このような描寫(xiě)は、初期のナルトしか當(dāng)てはまらないかもしれないが、ナルトがこれほど人気になったのは、仲間の友情や師弟や家族の絆が中心として描かれ、熱く、溫かみあるストーリーが展開(kāi)されているからで、読者はその世界に引き込まれた。そのような當(dāng)初のおもしろさがなくなるにつれ、同漫畫(huà)の人気も雲(yún)行きが怪しくなっていった。ハラハラ感が少なくなり、裏切りや敵の更生などが繰り返され、「俺を倒したからといって終わりだと思うな。俺は××四大王の中で最も弱いのだから」という、ありがちなストーリーになっていった。そのため、筆者を含む多くのファンの心がナルトから離れて行った。最近は、息絶えたはずのキャラクターが生き返るというストーリーで、なんとか持たしていたという感じだった。そのため、「完結(jié)」するのではという予感を感じていた人も少なくない。アイデアが枯渇したにもかかわらず、なんとか継続させてい た典型的な漫畫(huà)となっていたのだ。

技術(shù)的な側(cè)面から見(jiàn)ても、完結(jié)しても「殘念」という気持ちにはならない。熱血漫畫(huà)の最大の価値は若者を熱くさせる點(diǎn)だが、人が終始熱くいられるわけがない。少し意地悪な推測(cè)をすれば、作者や読者が少し頭を使えば、そんなことはすぐに分かるはずで、終わるに終われなかったというのが本當(dāng)のところだろう。

まだおもしろかった時(shí)のストーリーは、良い記憶として心に殘っている。例えば、ナルトが「悔いの殘らない道を進(jìn)み続ける」と言っていた頃は、夢(mèng)を追いかけるためには、様々な変化や困難を経験しなければならないという使命感というものを感じさせた。

最近の文蕓作品も、過(guò)去の思い出に浸らせるものが多い。例えば、映畫(huà)「致我們終將逝去的青春（So Young）」や「11度青春之『老男孩』(The bright eleven - Old Boys)」 などは、玉石混淆の今の時(shí)代の要素を、これでもかと押し付けてくる。

ただ、ナルトは中途半端な終わり方となってしまったが、15年も続いた名作であることも事実で、若者の懐かしい思い出となっている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/RR）