2014年10月16日、広州市水務(wù)局（水道局に相當(dāng)）が、デング熱を媒介する蚊の駆除のため、幼蟲のボウフラを餌とする魚を放流することを決定した。このことが生態(tài)系の破壊につながるのではないかとの懸念を呼んでいる。澎湃新聞が伝えた。

【その他の寫真】

「食蚊魚」と呼ばれるこの魚は外來種として知られるが、水務(wù)局側(cè)は「魚はすでに數(shù)十年間にわたって生態(tài)系內(nèi)に生息しているため、侵入種にはあたらず、適切な量の放流は影響を及ぼさない」と説明している。

食蚊魚は1924年にフィリピンから持ち込まれ、杭州の西湖に放流された。その後次第に生息地を拡大させ、現(xiàn)在では長(zhǎng)江以南の各地で目にすることができる。広州を始めとする珠江デルタ地帯では、河川や湖、池などに大量に生息しており、スッポンや熱帯魚養(yǎng)殖の飼料としても利用されている。

水務(wù)局によると、成魚の體長(zhǎng)は4?6センチで、水中の昆蟲を主な餌としている。適切な水溫下では、蚊の幼蟲であるボウフラを一日に40?100匹捕食し、200匹を超えることもあるという。すでに広州では2006年に公園の池などに放流した実績(jī)がある。

魚類の研究に攜わる広州大學(xué)?生命科學(xué)院の易祖盛（イー?ズーション）副教授は、放流のリスクが取りざたされていることについて「どう評(píng)価するべきかわからないが、地域をよく見きわめ、コントロール可能な閉鎖性の水域に放流し、放流數(shù)にも注意を払う必要がある」と述べた。

具體的には173萬平方メートルの水域に2792萬匹が放流されると報(bào)じられているが、水務(wù)局関係者は「具體的な數(shù)字は統(tǒng)計(jì)を取っているところである」とコメントしている。（翻訳?編集/岡本悠馬）