2014年11月3日、中國(guó)江蘇網(wǎng)によると、10月30日に中國(guó)各紙が一斉に報(bào)じた「內(nèi)モンゴル殺人事件に再審の可能性」に対し、専門家やネットユーザーから批判や抗議の聲が相次いでいる。

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18年前の1996年4月9日、內(nèi)モンゴル自治區(qū)フフホト市のタバコ工場(chǎng)付近の公衆(zhòng)トイレで若い女性の全裸遺體が発見(jiàn)された。事件通報(bào)から48時(shí)間後、同市公安局はモンゴル族の18歳少年?呼格（フー?ゴー）を逮捕。呼格容疑者は事件の第一発見(jiàn)者で通報(bào)者だった。逮捕の根拠は容疑者の手についていた被害者の血液だったという。

同5月23日、フフホト市中級(jí)人民法院（裁判所）は、流氓（不良）罪、故意殺人罪で呼格容疑者に死刑の判決を下し、第二審の內(nèi)モンゴル自治區(qū)高級(jí)法院もこれを死刑とした。事件発生からわずか62日後の6月10日、呼格死刑囚は銃殺刑に処された。

2005年10月23日、數(shù)々の強(qiáng)姦、強(qiáng)盜、殺人の容疑で逮捕された趙志紅（ジャオ?ジーホン）容疑者が1996年4月の內(nèi)モンゴルでの強(qiáng)姦殺人事件を自供。真犯人しか知りえない事実を詳細(xì)に供述したため、銃殺された呼格死刑囚は冤罪だった可能性が急浮上した。

しかし、2014年の現(xiàn)在になっても呼格容疑者の名譽(yù)回復(fù)のみならず、審議のやり直しさえ行われていない。事件発生當(dāng)時(shí)、中國(guó)政府は「兇悪犯罪撲滅キャンペーン」を大々的に展開(kāi)しており、わずか62日間で兇悪事件を解決した功により、事件の捜査および判決に攜わった関係者は當(dāng)局によって表彰され、昇進(jìn)している。法律専門家は「當(dāng)時(shí)の関係者が自治區(qū)の上層部に君臨しているため、審議のやり直しに難色を示している」と指摘。今回の再審報(bào)道で、事件の本質(zhì)が明らかになることを強(qiáng)く望んでいる。

この報(bào)道に対し、ネットユーザーは「役人たちは間接殺人犯だ！」「亡くなった少年やその家族に國(guó)はどう謝罪するつもりなのか？」「これでは國(guó)を信頼することなどできない」と激しい批判を浴びせている。（翻訳?編集/本郷）