2014年11月4日、メキシコ通信運(yùn)輸省は中國(guó)時(shí)間今月4日2時(shí)、中國(guó)鉄建をはじめとする企業(yè)連合體（コンソーシアム）が同國(guó)の首都?メキシコシティとケレタロを結(jié)ぶ高速鉄道プロジェクトを落札したと発表した。中國(guó)企業(yè)が海外で時(shí)速300kmの高速鉄道建設(shè)を請(qǐng)け負(fù)うのはこれが初となる。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

▼メキシコ最大のインフラプロジェクトを中國(guó)が落札

同プロジェクトは、メキシコの現(xiàn)大統(tǒng)領(lǐng)が2012年に大統(tǒng)領(lǐng)選に出馬した際に発表した公約であり、國(guó)民からも大きな期待が寄せられている。メキシコ初の高速鉄道を著実に建設(shè)するため、同國(guó)は2013年から全世界を?qū)澫螭趣工牍_(kāi)入札を開(kāi)始した。

同プロジェクトは、メキシコ史上最大規(guī)模のインフラプロジェクトで、設(shè)計(jì)時(shí)速は300km、総延長(zhǎng)は210km。日本の三菱、フランスのアルストム、カナダのボンバルディア、ドイツのシーメンスなど、世界各地の鉄道業(yè)界大手も入札に強(qiáng)い興味を示していた。

中國(guó)鉄建の総裁補(bǔ)佐兼中國(guó)鉄建國(guó)際集団董事長(zhǎng)の卓磊（ジュオ?レイ）氏は、「同プロジェクトは公示から入札までがわずか2カ月と短く、國(guó)外企業(yè)は入札書類を提出できなかった。これによって、最終的に中國(guó)鉄建をはじめとする企業(yè)連合體が『ダークホース』となり、巨額のプロジェクトを落札した」と経緯を振り返る。

▼コア技術(shù)は全て中國(guó)高速鉄道の技術(shù)を採(cǎi)用

同プロジェクトの契約額は44億ドル（約5020億円）にのぼり、中國(guó)鉄建ら企業(yè)連合體は、設(shè)計(jì)、施工、設(shè)備製造、設(shè)置?試験?調(diào)整、技術(shù)サービス期間における運(yùn)営?保守などを請(qǐng)け負(fù)う。高速鉄道の車両、列車制御システム、通信システム、分岐器などのコア技術(shù)は全て中國(guó)高速鉄道の技術(shù)を?qū)毪?、正真正銘の「全面的な海外進(jìn)出」と言える。

資源統(tǒng)合、各方面との提攜、互恵?ウィンウィンなどを掲げる中國(guó)?メキシコの協(xié)力モデルも、今回の落札につながった重要な原因の1つだ。中國(guó)鉄建國(guó)際集団黨委員會(huì)書記の趙佃竜（ジャオ?ディエンロン）氏は、「入札の過(guò)程で、中國(guó)企業(yè)がプロジェクトを落札すれば現(xiàn)地のインフラ市場(chǎng)を飲み込んでしまうのではないかと懸念を示す人もいたが、中國(guó)鉄建は、高速鉄道プロジェクトの土木建設(shè)の労働力のうち、現(xiàn)地の労働者の數(shù)が中國(guó)人労働者の數(shù)を必ず上回るようにすることを承諾した。また、鋼材やセメントなどの主材料は全て入札で調(diào)達(dá)する。しかも、企業(yè)連合體にはメキシコの企業(yè)も4社含まれている」と語(yǔ)る。

ブラジルなどの南米諸國(guó)も現(xiàn)在、相次いで高速鉄道の建設(shè)を計(jì)畫している。中國(guó)鉄建董事長(zhǎng)、黨委員會(huì)書記の孟鳳朝（モン?フォンチャオ）氏は「中國(guó)企業(yè)が海外で時(shí)速300kmの高速鉄道建設(shè)を請(qǐng)け負(fù)うのは今回が初となる。同プロジェクトは、メキシコ周辺國(guó)家の中國(guó)企業(yè)および中國(guó)の技術(shù)に対する受け入れのモデルケースとなるだろう」と語(yǔ)る。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/SN?編集/kojima）