魯迅は中國よりも日本で人気、原因は學(xué)習(xí)方法の違い?―中國紙

Record China    2014年11月7日(金) 15時25分

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5日、日本の著名な魯迅研究家である藤井省三氏(東京大學(xué))が今月3日、南京外國語學(xué)校で「村上春樹と魯迅」というテーマで講演を行った。

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2014年11月5日、日本の著名な魯迅研究家である藤井省三氏(東京大學(xué))が今月3日、南京外國語學(xué)校で「村上春樹と魯迅」というテーマで講演を行った。藤井氏は、「長きに渡って魯迅の作品は日本で非常に歓迎され、中學(xué)高校の國語教材でも紹介される必読作品となっている。書店でも魯迅の作品は非常によく売れる文學(xué)作品となっている」と紹介する。その一方で、南京の學(xué)生が魯迅の作品を読むことは非常に稀であることが學(xué)校での取材で分かった。學(xué)生たちは村上春樹や東野圭吾といった日本の現(xiàn)代作家の作品の方が興味深いようだ。金陵晩報が伝えた。

その他の寫真

▼中學(xué)で「故郷」を、高校で「藤野先生」を読む日本の學(xué)生

藤井氏によると、日本の中學(xué)3年生の國語教材を出版する出版社のうち、5社が魯迅の「故郷」を収録しているという。

高校の國語教材では、「藤野先生」と「孔乙己」が最も多く収録されている?!柑僖跋壬工稀Ⅳ斞袱毡兢肆魧W(xué)していた時の恩師を描いた作品で、日本人にも馴染み深い。また、「孔乙己」の主人公の孔乙己は、科挙制度の犠牲者として描かれているが、試験は日本の高校生にとって最も現(xiàn)実的な問題だ?!杆a」を収録する教材もあるという。

「むしろ自國の村上春樹や川端康成、大江健三郎といった作家の作品は、國語教科書においてそれほど重視されていない」と藤井氏は語る。日本の教育基準(zhǔn)では、「故郷」は中學(xué)生の必読作品、「藤野先生」は高校生の必読作品と定められているのだ。

▼魯迅を重視せず、課外時間にも魯迅を読まない中國の學(xué)生

北京魯迅博物館元副館長の陳漱渝(チェン?シュウユー)氏は、昨年「教材における魯迅」という書籍を出版した。陳氏は「魯迅の作品が教材から撤退したというような表現(xiàn)は大げさだが、減少傾向にあることは事実」と語る。

南京外國語學(xué)校で中學(xué)の國語を擔(dān)當(dāng)する蔣興超(ジアン?シンチャオ)氏によると、同校中學(xué)1年生後期で使用される人民教育出版の教材から「風(fēng)箏」が除外されたという。南京の高校生用の國語教材は「江蘇省教育出版社」のものだが、必読とされる魯迅の作品は「祝?!?、「拿來主義」、「記念劉和珍君」の3作品のみで、この他の作品は「魯迅選集」として選択閲読となっている。

また、課外時間に魯迅の作品を読むという學(xué)生も少ない。同講座に參加した學(xué)生10名にインタビューを試みたところ、魯迅の作品を課外時間に読むと答えた學(xué)生は1人に留まった。

▼なぜ中國の學(xué)生は魯迅を好まないのか

この疑問に対して、藤井氏は「恐らくそれは學(xué)習(xí)方法の違い。中國の學(xué)生は丸暗記學(xué)習(xí)が多く、魯迅の作品は表現(xiàn)も難しく覚えづらい」と語る。同校國語教員の劉洪雷(リウ?ホンレイ)氏は、「魯迅の作品は過激、冷酷といった印象を受けるが、時代背景と結(jié)び付けて理解する必要がある」とし、南京師範(fàn)大學(xué)付屬中學(xué)校教員の倪峰(ニー?フォン)氏は、「真実と魯迅の全體像を知ったとき、彼を一層好きになるだろう」と語った。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/IM?編集/武藤)

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