2014年11月6日、人民日?qǐng)?bào)のある女性編集主幹が今夏、テレビ人気番組「パパどこいくの？」ならぬ「ママどこいくの？」を自身の4歳の息子と実踐し、日本への旅行を通じてさまざまな経験を得た。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

▼日本各地に行き渡る「至れりつくせり」のサービス

7日間の日本滯在中、あちこちで「至れり盡くせりのサービス」を受けた。奈良で利用したタクシーは、車體がピカピカに磨かれ、座席には純白のカバーが敷かれ、わんぱく盛りの息子を座らせるのに思わず気が引けた。日本ではスマホのナビサービスを利用できなかったが、路線バス、地下鉄、新幹線を何度も乗り換えたにも関わらず、一度も道に迷うことはなかった。というのも、地元の人が方々でとても親切に道案內(nèi)をしてくれたからだ。ディズニーランドで並んでいた時(shí)、息子が不注意で前方にいた若い女性にぶつかってしまった。そのお姉さんは、微笑みながら、自分のポップコーンを一摑み、息子のポップコーンバケットに足してくれた。ほかにも例を挙げるときりがない。一介の旅行者の眼には、物事のほんの小さな部分しか映らないのかもしれない。だが、そこが問題だ。ある人間が、外國(guó)旅行で偶然経験した出來事は、その國(guó)と國(guó)民全體に対するイメージに大きな影響を及ぼし得るからだ。

▼「善意溢れるサービス」を経験

旅館をチェックアウトするときには、客室の點(diǎn)検が済むのを待つ必要はなく、カードキーをフロントに返卻すれば、すぐに旅館を後にすることができる?！感庞盲扦肴碎g」という前提があるため、宿泊客が萬一、客室內(nèi)の設(shè)備を破損したとしても、客が自ら申し出てくると信じられている。このような信用は、人の心を溫かくする。日本では、地下鉄や新幹線に乗る際、安全検査は行われていない。大都市を歩く場(chǎng)合でも、鞄をひったくられるかもしれないという用心は全く無用だ。

歴史的理由や現(xiàn)実的理由から、中國(guó)人が日本を旅行する時(shí)の心理狀態(tài)は、やや複雑なものがある。したがって、中國(guó)人は、より敏感かつ猜疑的な眼で、日本や日本人を見ているかもしれない。だが、日本の公共施設(shè)は、極めて実用的かつ念入りに設(shè)計(jì)されており、日本人がサービスする態(tài)度は、極めて謙虛で禮儀正しく周到である。この點(diǎn)で、日本の右に出る國(guó)は、世界のどこを探しても見つからない。

「人（人間性）」は、明確な形を持たないメッセンジャーであり、最も奧深い力を秘めたメッセンジャーでもある。この點(diǎn)で、中國(guó)は日本よりかなり立ち遅れている。日本政府の右翼的言行は非難すべきものだが、國(guó)民レベルの交流において、ポピュリストがネット上で聲高に反日スローガンを叫ぶこと、あるいは「日本製品」を徹底的にボイコットすることで、我々の「人間性」やソフト面での環(huán)境が向上することは、決してありえない。

そして、人間性すなわち人の心の修養(yǎng)にとって最も必要なことは、根気強(qiáng)さである。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/武藤）