Record China 2014年11月8日(土) 1時0分
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7日、中國漁船が臺風(fēng)を避けるために日本領(lǐng)海內(nèi)に停泊し、日本の海上保安庁がそれを認(rèn)めるなど、一連の騒動は広がりを見せている。そもそもなぜ中國漁船は小笠原諸島海域の赤サンゴを密漁するのか?なぜ臺風(fēng)が接近しても帰港しないのか? 寫真は福建省の漁師村。
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2014年11月7日、中國漁船が臺風(fēng)を避けるために日本領(lǐng)海內(nèi)に停泊し、日本の海上保安庁がそれを認(rèn)めるなど、一連の騒動は広がりを見せている。一連のニュースは中國でも報じられており、中國では、小笠原諸島の美しい風(fēng)景と、中國漁船から排出される黒煙がおりなす異様な光景に反応を示す聲も少なくない。そもそもなぜ中國漁船は小笠原諸島海域の赤サンゴを密漁するのか?なぜ臺風(fēng)が接近しても帰港しないのか?レコードチャイナ編集部は、中國の海洋事情に詳しい中國人ジャーナリストに取材した。
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中國漁船が日本領(lǐng)海で密漁する理由について、中國人ジャーナリストは自身が數(shù)年間かけ取材した映像を見せながら語った。
それによると、福建省などの沿海都市では、石油工業(yè)が発展し、関連施設(shè)が多く立ち並んでいる。これらの施設(shè)により海は汚染されている。一方で、2000年ごろから中國経済は発展し、庶民は高級な海鮮物を好むようになり、関連の海産品が高騰。漁師らが利益を求めた結(jié)果、保護(hù)すべき小魚まで取るなど近海は亂獲により環(huán)境が破壊された。
そして、漁師は海洋資源を求め他國の領(lǐng)海に侵入し、密漁するようになった。赤サンゴの密漁が増えていることについては、「習(xí)近平(シー?ジンピン)政権が政府高官に公費での高級品消費を禁止したことから、海産品は暴落し、閉店に追い込まれるレストランが相次いだ。その上、中國の不動産バブルの崩壊を懸念した投資家らは、寶飾品に目を向けるようなり、結(jié)果的に「寶石サンゴ」と呼ばれる赤サンゴの需要が増大し、ここ1年で価格は10倍近く跳ね上がった」と指摘。
臺風(fēng)が接近しても帰港しない中國漁船について、同ジャーナリストは、「一部の外國メディアは中國政府の陰謀説を報じているが、それはあり得ない。アジア太平洋経済協(xié)力會議(APEC)を開催している中國が、わざわざ問題を起こすようなことはしないからだ。中國の福建省などから小笠原諸島に行くだけでも數(shù)百萬円の費用が掛かる。そのため、中國漁船は手ぶらで帰るととんでもない赤字となってしまう?,F(xiàn)在中國漁船は、何らかの方法で損失分を補おうとしている。たとえば、高く売れるウミガメなど、利益が出そうなものを物色しているのだろう」と分析した。
このほか、中國漁船が海に大量のごみを捨てていることについて、「中國では環(huán)境を守る意識が薄い。彼らはごみを海に捨てて當(dāng)たり前だと考えている。私は福建省や山東省の漁師をたびたび取材しているが、彼らが引きあげた網(wǎng)の中の半分以上が生活ごみで、魚はそのごみに交じっていた。漁師らはそのごみを再び海に捨てるため、環(huán)境が改善されることはない」と中國漁業(yè)の実情を紹介した。(編集/內(nèi)山)
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