2014年11月7日、中國紙?姑蘇晩報(bào)によると、尖閣問題などによる日中関係の悪化を受け、両國の経済?文化交流には大きな影響が出ているが、日本語教育市場への影響は限定的となっている。

【その他の寫真】

中國の大學(xué)では1999年ごろから日本語學(xué)科での募集が活発化し、2005?06年にピークを迎えた。蘇州では蘇州大學(xué)1校だけだった日本語學(xué)科が5校増え、高等教育を受けた學(xué)生が09年ごろから徐々に社會(huì)へと羽ばたいていった。

一方、蘇州の日本語専門學(xué)校は03年ごろから統(tǒng)廃合が始まった。09年に國際教育パークが完成したことを機(jī)に、専門學(xué)校の同パークへの移転が進(jìn)むとともに、大部分の學(xué)校が従來の3年制の中等専門學(xué)校から5年制の高等専門學(xué)校へとグレードアップした。

こうした変化が日本語教育市場の構(gòu)造に根本的な変化をもたらした。高學(xué)歴化し、低學(xué)歴の日本語習(xí)得學(xué)生の就職機(jī)會(huì)が縮小。こうした流れは中國政府の教育改革の方針とも一致しており、高學(xué)歴化をさらに後押しした。

日本経済が中國の経済成長や巨大市場と切り離せないのと同様に、中國も日本とは切っても切れない関係にある。一方で、日中間の政治関係の悪化は日本人技術(shù)者や管理者の中國赴任の熱意に影響を與える結(jié)果を招いた。日本企業(yè)が中國での現(xiàn)地化を加速する過程で、より多くの日本語に熟練した中國人技術(shù)者や管理者が必要となり、このことが新たな日本語教育市場を生み出すことにもつながった。

また、日中関係悪化が中國人の日本留學(xué)に與える影響も限定的だ。日本の文化や先進(jìn)技術(shù)、管理ノウハウ、歐米に比べて低い留學(xué)費(fèi)用、奨學(xué)金制度など、中國人留學(xué)生にとって日本の魅力に根本的な変化はなく、留學(xué)市場は徐々に回復(fù)に向かっている。（翻訳?編集/HA）