2014年11月24日、習近平（シー?ジンピン）國家主席はG20首脳會議の出席、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー公式訪問、太平洋島しょ國首脳との會談を終えて帰國した。京華時報が伝えた。

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習主席は今年2月、ソチ冬季五輪開幕式出席のため訪露した。習主席は2年続けてロシアを最初の訪問國に選んだ。習主席と李克強（リー?カーチアン）首相は今年計11回外遊し、70日間に26カ國を訪問した。このうちロシアとドイツは2回訪問した。また、國際會議議長國のホームグラウンド外交として、習主席と李首相は各國?地域の首脳と中國國內(nèi)で會談した。

■腐敗対策が外交の重要議題に

習主席のオーストラリア、ニュージーランド訪問では、司法、法執(zhí)行、逃亡犯逮捕、不法取得資産沒収、汚職取締り分野の協(xié)力が重要な協(xié)力として挙げられた。APEC會議後の習主席とオバマ米大統(tǒng)領(lǐng)との対話でも、米側(cè)は逃亡犯逮捕、不法取得資産沒収分野での対話、協(xié)力の継続に同意した。

中國人民大學國際関係學部の時殷弘（シー?インホン）教授は「汚職取締りは世界各國が共通して抱える難題であり、國際協(xié)力の強化が非常に必要だ。中國とオーストラリア、ニュージーランドとの腐敗対策協(xié)力は、中國自身の腐敗対策にプラスだし、腐敗対策の國際的司法?情報協(xié)力にもプラスだ」と指摘した。

公安部（公安?。─辖衲辘蜗摹ⅰ釜d狐2014」活動を始動した。これは過去最大規(guī)模の海外逃亡犯逮捕、不法取得資産沒収活動であり、開始から4カ月余りに、米國、カナダなど56カ國?地域で海外逃亡犯288人を捕まえた。

■國際腐敗対策網(wǎng)が緊密に

第18期四中全會は腐敗対策の國際協(xié)力を強化し、海外での逃亡犯逮捕、不法取得資産沒収、送還、引き渡しを強化する方針を打ち出した。この精神は中國外交において十分に示された。11月のAPEC會議は國際腐敗対策協(xié)力に重要な契機と実行のプラットフォームを用意した。今回のAPEC會議では21のエコノミーが腐敗対策協(xié)力で共通認識にいたり、「北京腐敗対策宣言」を採択。APEC腐敗対策?法執(zhí)行協(xié)力ネットワークを設(shè)立し、アジア太平洋地域で逃亡犯逮捕、不法取得資産沒収などの協(xié)力を強化し、國境を越える腐敗行為の取締りで連攜することを宣言した。APEC北京會議はアジア太平洋地域の國際腐敗対策の新秩序を構(gòu)築したといえる。

中國人民大學廉政建設(shè)研究センターの周淑真（ジョウ?シュウジェン）センター長は「中國による腐敗対策?法執(zhí)行協(xié)力ネットワークの構(gòu)築の推進が発した、「國際協(xié)力を強化し、汚職官僚の海外逃亡の道を斷つ」というシグナルは、汚職犯を大いに震え上がらせるものだ。アジア太平洋地域最高レベルの腐敗対策の多國間法執(zhí)行協(xié)力プラットフォームの設(shè)立は、アジア太平洋地域各エコノミーが理論面の交流から実務(wù)協(xié)力へと向かい、汚職官僚の海外逃亡と不法資金の海外流出の世界的な防止、取締りへとつなげるうえで重要な意義を備える」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤）