2014年11月26日、世界の販売臺(tái)數(shù)トップに踴り出たトヨタ自動(dòng)車は、2012年から2年連続で販売臺(tái)數(shù)トップを維持している。世界では好調(diào)のように見えるトヨタだが、中國市場(chǎng)ではなかなか調(diào)子が出ないようだ。合弁の一汽豊田と広汽豊田はいずれも予想販売臺(tái)數(shù)の引き下げに踏み切った。トヨタの不振は、切り札である新エネルギー車実現(xiàn)が遅れていることも原因の一つ。トヨタは中國では、世界2位のフォルクスワーゲンには大きく水を開けられ、世界5位のフォードにも遅れを取っている。中國経済週刊が伝えた。

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新エネルギー車技術(shù)は、トヨタを世界のメーカーにした。トヨタ社自身のデータによると、1997年8月に最初のプリウスが発売されてから、トヨタは17年間で705萬3000臺(tái)のハイブリッド車を販売してきた。その17年間、トヨタはほかのメーカーが入って來られないようにするため、ハイブリッドエンジンにかかわる一連の特許を獲得し、他社に対する「技術(shù)の罠」を設(shè)けた。

トヨタに近いある関係者によると、中國企業(yè)はこれまで、技術(shù)面での突破を?qū)g現(xiàn)しても、これをすぐに使用することができなかった?！讣夹g(shù)の罠」にかかれば、トヨタに訴えられる可能性があったためだ。工業(yè)?情報(bào)化部（?。─蚊纾弁粮桑荩ē撺悭?ウェイ）部長(zhǎng)は、「これまでのハイブリッドエンジンはトヨタが中心で、『技術(shù)の罠』が設(shè)けられているために、觸れられない」と語る。

トヨタの「技術(shù)の罠」を回避するため、中國の自動(dòng)車メーカーは新たな道を切り開かざるを得なかった。

このほど閉幕した「第16回中國國際工業(yè)博覧會(huì)」に參加した臺(tái)灣の電子デバイス大手「デルタ電子」の海英?。ē膝?インジュン）董事長(zhǎng)によると、トヨタの組織には隙間がなく、外部の企業(yè)はなかなか入っていくことができない。デルタ電子はそのため、4、5年前から新エネルギー車の分野に乗り出し、新エネルギー車の動(dòng)力系統(tǒng)と中核部品ですでに大きな成果を上げてきた。2010年には、國內(nèi)自主ブランドの車種を改造した1800ccの航続距離延長(zhǎng)型プラグインハイブリッドカーと電気自動(dòng)車を発表した。新エネルギー車の周辺機(jī)器、充電設(shè)備や車載電子機(jī)器でも、デルタ電子は世界の先頭集団にある。

獨(dú)自のハイブリッドカーを打ち出す中國の自動(dòng)車メーカー「比亜迪（BYD）」の職員は、トヨタの厳しい特許の制御によって、國內(nèi)メーカーの多くが自主開発能力を高めることになったと分析する。パラレル式システムを採用したBYD社の「秦」は、構(gòu)造設(shè)計(jì)面ですでに大きな突破を?qū)g現(xiàn)している。

トヨタは技術(shù)特許を守った代償に、中國市場(chǎng)を失うこととなった。広汽豊田に近いある関係者によると、トヨタがハイブリッドエンジン技術(shù)を囲い込んだために、中國企業(yè)は電気自動(dòng)車とプラグインハイブリッドカーで攻めるしかなくなった。新エネルギー車の政府補(bǔ)助金は、電気自動(dòng)車とプラグインハイブリッドカーだけを補(bǔ)助することとなり、トヨタのハイブリッドカーは対象から外れることとなった。

中國の公認(rèn)と政府の補(bǔ)助を受けられなかったのが、トヨタには致命的打撃となった。トヨタのハイブリッドカーはなかなか中國市場(chǎng)に入ることができず、広汽豊田のハイブリッドカー「カムリ?尊瑞」はこれまでわずか1萬臺(tái)前後しか売れていない。月間販売臺(tái)數(shù)は、新エネルギー車の補(bǔ)助を受けるBYDの「秦」にはるかに及ばない。

「市場(chǎng)での販売がうまく行っていないうちから、特許が期限切れになろうとしている」。広汽豊田のある內(nèi)部関係者によると、特許が切れれば、ほかの自動(dòng)車メーカーも安心してハイブリッドカーを開発できるようになり、トヨタがしかける法的リスクに遭遇することもなくなる。

中國の新エネルギー車の巨大な市場(chǎng)がほかの自動(dòng)車メーカーに奪われているのを前に、トヨタも遅まきながら妥協(xié)を始めた。広汽豊田は最近、「領(lǐng)志」という名の新たな合弁自主ブランドを発表した。上述した広汽豊田の內(nèi)部関係者によると、領(lǐng)志は來年、最初の電気自動(dòng)車を発表することになっているが、將來的には電動(dòng)自動(dòng)車以外の展開の可能性もあるという。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/MA?編集/武藤）