2014年11月29日、記事で韓國の樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)の名譽(yù)を傷つけたとして、情報(bào)通信網(wǎng)法に基づく名譽(yù)毀損（きそん）の罪に問われた産経新聞の加藤達(dá)也前ソウル支局長の初公判は、閉廷後、加藤前支局長の車に生卵が投げつけられるなど、波亂含みのスタートとなった。加藤前支局長は起訴內(nèi)容を否認(rèn)して無罪を主張したが、韓國のネットユーザーからは「韓國政府が笑える」「大統(tǒng)領(lǐng)の品位が傷ついた」など、さまざまなコメントが集まった。

【その他の寫真】

加藤前支局長は8月、産経新聞のウェブサイトのコラムで、韓國紙?朝鮮日?qǐng)?bào)のコラムなどを引用しながら、「セウォル號(hào)が沈んだ當(dāng)日の4月16日、樸大統(tǒng)領(lǐng)が7時(shí)間以上にわたり行方不明となっていた。その間、男性と密會(huì)していたのではないか」との疑惑を報(bào)じた。

日韓両國のメディアによると、11月27日にソウル中央地裁で開かれた初公判で、加藤前支局長は「樸大統(tǒng)領(lǐng)を中傷する意図は全くなく、韓國國民の中に存在する樸大統(tǒng)領(lǐng)への認(rèn)識(shí)を書いただけ」と述べ、「大統(tǒng)領(lǐng)を中傷する目的でうその內(nèi)容を報(bào)道した」とする検察側(cè)の起訴內(nèi)容を否認(rèn)、全面的に爭う姿勢を示した。

これを受け、韓國のネットユーザーからは

「朝鮮日?qǐng)?bào)のコラムなどを引用したのに、産経新聞だけを訴えた韓國政府が笑える。朝鮮日?qǐng)?bào)も同じように訴えるべき」

「國內(nèi)の恥をわざわざ世界に言いふらしているようで恥ずかしい」

「韓國政府のおかしな行動(dòng)に全世界が注目している。これも全部、政府が大統(tǒng)領(lǐng)の行動(dòng)について曖昧な回答をしたせいだ」

「加藤前支局長の言葉はすべて正しい。検察や韓國國民は日本人だからって厳しく対応し過ぎ」

など、検察側(cè)の対応に疑問を投げかける意見が多く寄せられた。

半面

「日本が竹島は韓國の土地、慰安婦連行に強(qiáng)制性はあったと認(rèn)めたら、韓國も加藤前支局長の主張を認(rèn)めてあげる！」

「大統(tǒng)領(lǐng)は公人で、品位を守る義務(wù)がある。事実だけを報(bào)道しなければならない記者がただのうわさを報(bào)道したことで、韓國國民は混亂し、大統(tǒng)領(lǐng)の品位が傷ついた。これは明らかな名譽(yù)毀損だ」

などの聲も少なくなかった。

中には

「この裁判でセウォル號(hào)事件當(dāng)日の樸大統(tǒng)領(lǐng)の行動(dòng)が明らかになるのか？國民が知りたいのはただそれだけ」

との書き込みも。

初公判と同じ日にソウルで行われた日韓局長級(jí)協(xié)議で、外務(wù)省の伊原純一アジア大洋州局長は韓國側(cè)に「日韓関係や報(bào)道の自由の観點(diǎn)から、起訴は大変遺憾」と伝えた。韓國のネットユーザーからは

「日本が『會(huì)いたい』と言うから會(huì)ってあげたのにひどいな。やっぱり日本とは対話するべきじゃなかった」

「大統(tǒng)領(lǐng)を侮辱されて、黙っている方が國民として失格だ」

「もし反対の立場だったら、良好な日韓関係のために黙っていられるの？」

「日本人は『表現(xiàn)の自由』が大好きだね。だから嫌韓デモやヘイトスピーチに何の対応もしないのか」

「誤報(bào)を流したのなら、公式的に謝罪するべきじゃない？それをしないってことは反省していない証拠。厳しく処罰してほしい」

などの“反論”が相次いだが、それらとは別に

「米國やヨーロッパでも、『韓國の対応はおかしい』と指摘されているのに、いつまで続けるつもりだろう？」

との見方もあった。（編集/KU）