2014年11月28日、日本人の読書(shū)好きはよく知られている。一方の手でつり革につかまり、もう片方の手には本を持ち、電車(chē)の揺れに身を任せ、読書(shū)に集中している乗客の様子は、日本の地下鉄車(chē)內(nèi)の典型的な光景だ。日本人によく読まれている書(shū)物の代表は「漫畫(huà)」「教科書(shū)」「文庫(kù)本」の3種類(lèi)のようだ。紙表紙でできた小型の文庫(kù)本は安く攜帯しやすいことから、多くの日本人に愛(ài)されている。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

●文庫(kù)本の発祥はドイツ

文庫(kù)本はもともとドイツからやって來(lái)た。ドイツで最も伝統(tǒng)ある出版社のひとつであるレクラム出版社は1828年の創(chuàng)業(yè)當(dāng)初、國(guó)家文化の素養(yǎng)向上を図り、廉価の書(shū)籍を出版し、一般國(guó)民に読書(shū)の習(xí)慣を広めようと考えた。だが、著作権に関する問(wèn)題に行く手を阻まれ、なかなか実現(xiàn)できなかった。1867年、ドイツ國(guó)家が「著作物の原則的保護(hù)期間は著作者の沒(méi)後30年後に終了する」と定めた。レクラム社は同年、文學(xué)、科學(xué)、哲學(xué)など各ジャンルの廉価書(shū)籍を出版、これらは「レクラム文庫(kù)」と呼ばれた。

巖波書(shū)店の創(chuàng)始者?巖波茂雄氏は、この「レクラム文庫(kù)」に大いに啓発された。巖波書(shū)店は1927年、多くの日本人に古典的価値を持つ書(shū)物を広く読んでもらおうと、高価で分厚い大著を薄い小さな書(shū)物に簡(jiǎn)素化し、「巖波文庫(kù)」と名づけて世に送り出した。他の出版社も続々とこれに倣い、新潮文庫(kù)、角川文庫(kù)、中公文庫(kù)などが発売され、文庫(kù)本出版ブームが巻き起こった。

●アイスクリーム數(shù)個(gè)分のお金で買(mǎi)える文庫(kù)本

文庫(kù)本が日本で大々的に普及すると、その內(nèi)容も豊かになってきた。若者向けの漫畫(huà)や小説のほか、政治評(píng)論、企業(yè)マネジメント、社會(huì)問(wèn)題などありとあらゆるジャンルの書(shū)物が続々と登場(chǎng)した。文庫(kù)本のページ數(shù)は約300ページ。分厚いハードカバーの名著や専門(mén)書(shū)の場(chǎng)合は上下2冊(cè)に分けて文庫(kù)化されるのが一般的で、持ち運(yùn)びがしやすく、買(mǎi)いやすくなっている。

文庫(kù)本の価格は大體700円から800円と、単行本に比べるとかなり安い。新刊書(shū)をすぐにでも買(mǎi)って読みたい場(chǎng)合以外は、中古の文庫(kù)本なら100円で手に入るものが多い。これはアイスクリーム1個(gè)と同じ?jìng)幎韦?。また、文?kù)本は駅の売店やコンビニなど、どこででも購(gòu)入できる。

●文庫(kù)本専用の書(shū)棚やブックカバーも人気

文庫(kù)本ファンには関連商品にまでこだわりを持つ人も多い。まず挙げられるのは、文庫(kù)本専用の革製カバーだ。文庫(kù)本は持ち運(yùn)ぶことが多いため、紙質(zhì)の表紙では弱く破損しやすい。このため、文庫(kù)本専用カバーが市場(chǎng)に登場(chǎng)した。カバーの材質(zhì)は布製や革製などで、カバーで文庫(kù)本を保護(hù)すれば、本は傷みにくく、カバーは繰り返し使うことができる。

このほか、日本には文庫(kù)本専用の書(shū)棚もあり、A6サイズの文庫(kù)本がピッタリ収まるサイズになっている。なかには、サイズが普通の本棚の約半分の書(shū)棚もあり、所蔵本が多い場(chǎng)合は同じ書(shū)棚を2個(gè)買(mǎi)って、積み重ねて1つの書(shū)棚にすることもでき、スペースの節(jié)約になる。さらには、階段の踴り場(chǎng)に置けるタイプもあり、場(chǎng)所を取らず、インテリア効果もアップ、人気が高い。

これ以外の文庫(kù)本関連商品に、文庫(kù)本ノートや「マイブック」がある。文庫(kù)本ノートは、外観は普通の文庫(kù)本と同じだが、中身は普通のノートと変わらない?！弗蕙ぅ芝氓工?、文庫(kù)本ノートの仲間だが、1ページごとに日付が印刷されており、日記帳のようだ。文庫(kù)本サイズの日記帳という斬新なアイデアが文庫(kù)本ファンに大受けした。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KM?編集/TF）