2014年12月11日、中國新聞社は魚群用ソナーを裝備した韓國海軍の最新救難艦「統(tǒng)営」に関する軍備調(diào)達(dá)汚職問題など、韓國軍の腐敗の実態(tài)について報じた。

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救難艦「統(tǒng)営」に関しては、ソナーと水中無人探索機の2大裝備に大きな問題があると報道され、韓國で大きな議論を呼んだ。ソナーは41億ウォン（約4億4200萬円）で購入されたが、実際に裝備されていたソナーは70年代に使用されたものと同型で、2億ウォン（約2150萬円）程度だった。

このため、韓國メディアは「韓國の最新軍備設(shè)備に『魚群用ソナー』が使用されている」と批判。また、検察機関が「統(tǒng)営」の建造に関與した軍需企業(yè)2社を調(diào)査したところ、不當(dāng)競爭によって落札し、軍に劣悪な製品を納入した事実が発覚。さらに驚くべきことに、この2社は李明博（イ?ミョンバク）前大統(tǒng)領(lǐng)と密接な関係がある企業(yè)だった。

韓國の議員は「『統(tǒng)営』の問題にとどまらず、腐敗の橫行によって韓國軍には劣悪な軍事裝備が大量に流入している」と指摘。例えば、海軍ではミサイル発射が可能な主力艦60隻余りのうち、技術(shù)的な問題でこれまでにミサイルを発射したことがない艦艇は36隻に上る。また、10年に実施された韓國國産の複合小銃「K?11」に関するテストでは、発射した80発のうち、38発に問題があった。

頻発する軍裝備の問題に関し、一部の韓國メディアは「武器調(diào)達(dá)擔(dān)當(dāng)者の汚職と腐敗が直接の原因」と分析する。韓國軍の軍備調(diào)達(dá)システムは、政府が予算を決定した後、軍需企業(yè)と武器ディーラーがすべてを擔(dān)當(dāng)する。しかし、企業(yè)側(cè)や武器ディーラーの中心的な役割はすべて、かつて韓國軍內(nèi)で佐官以上だった退役軍人が擔(dān)當(dāng)しており、軍上層部との太い人脈を持っている。同議員によると、過去5年間、韓國國防事業(yè)庁が某ディーラーを通じて調(diào)達(dá)した武器3億ドル（約356億円）のうち、「統(tǒng)営の魚群用ソナー」を含めて71項目に瑕疵があった。

連続して発覚する軍備調(diào)達(dá)スキャンダルに関し、樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)は徹底した追及を指示。韓國政府は國家監(jiān)査院や警察庁、國稅庁などによる「國防産業(yè)腐敗特別監(jiān)査チーム」を発足させた。

同チームは発足當(dāng)日、多くの退役軍人が國防産業(yè)に関與している事実について、「週に1?3日働くだけで年間數(shù)百萬ドルの収入を得ている。軍事製品を古巣に売り込む手引きをしている」と指摘した。（翻訳?編集/HA）