文部科學(xué)省は大學(xué)の國(guó)際化に向けて重點(diǎn)支援する「スーパーグローバル大學(xué)」37校を選定した。世界の大學(xué)ランキングで100位以內(nèi)を目指す「トップ型」に東京大、京都大、筑波大など13校、日本の國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)力向上に貢獻(xiàn)する「グローバル化牽引型」に金沢大や立命館大など24校を選んだ。

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支援対象の大學(xué)が今後10年かけて取り組む事業(yè)構(gòu)想も公表。日本の大學(xué)の國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)力の低下に対する政府や學(xué)術(shù)界、経済界の危機(jī)感が高まっていることが背景。構(gòu)想がどこまで実現(xiàn)され、機(jī)能するか注目されている。

スーパーグローバル大學(xué)は13年5月に政府の教育再生実行會(huì)議が提言したのを受けたもの?！弗去氓仔汀工摔夏觊g4億2千萬(wàn)円、「グローバル化牽引型」には同1億7千萬(wàn)円の手厚い財(cái)政支援を10年続ける。

◆「トップ型」世界ベスト100に10大學(xué)を

「トップ型」に選ばれたのは以下の13校で、東京大をはじめ日本を代表する研究大學(xué)が並び、具體的な構(gòu)想も打ち出された。北海道大、東北大、筑波大、東京大、東京醫(yī)科歯科大、東京工業(yè)大、名古屋大、京都大、大阪大、広島大、九州大、慶応大、早稲田大―。東大は「世界トップレベルの研究型総合大」を目標(biāo)に掲げ、海外大學(xué)との共同研究や、英語(yǔ)で取得する學(xué)位の拡充などを打ち出した。京大は世界ランキング10位を目標(biāo)に、世界をリードする研究者の任用増などを挙げた。

政府は「世界ランキング100位以內(nèi)に10大學(xué)」を目標(biāo)に掲げ、「トップ型」支援で達(dá)成を目指すが容易ではない?，F(xiàn)在、世界的に権威のある「QS World University Rankings 2014-15」によると100以內(nèi)に入っているのは前年と同じく東大と京大の2大學(xué)だけで、しかも京大は前年の52位から59位に順位を落とした。東大は前年と同順位の23位でアジアトップの座を維持したが、米歐のトップ大學(xué)の背中は遠(yuǎn)い。教育や研究に対する評(píng)価は高いものの留學(xué)生數(shù)などの國(guó)際化指標(biāo)が低いという課題は解消されていない。

このほか、200位以內(nèi)に入っているのは東工大（141位）、阪大（157位）、東北大（165位）の3大學(xué)。以下、名古屋大が226?250位レベル、東京醫(yī)科歯科大が276?300位レベル、筑波大が301?350位レベル、北大?九大?早大が351?400位レベルにとどまっている。このランキングは、世界3000以上の大學(xué)を調(diào)査、うち合計(jì)800大學(xué)の評(píng)価をまとめたもので、上位400大學(xué)について個(gè)別順位、総合評(píng)価に加え、分野別や評(píng)価基準(zhǔn)別の順位などを掲載している。

総合評(píng)価では米國(guó)のマサチューセッツ工科大學(xué)が3年連続1位に選出。米國(guó)はベスト10に6大學(xué)、ベスト100にも28大學(xué)をランクインさせ、米國(guó)大學(xué)教育優(yōu)位を印象づけている。

アジア勢(shì)の追い上げも著しい。英タイムズ誌の今年のアジア大學(xué)ランキングは、1位の東大を筆頭に日本から地域最多の20校が100位入りしたが、中國(guó)は18校、韓國(guó)は14校と迫っている。トップ10は（1）東京大（2）シンガポール國(guó)立大學(xué)（3）香港大學(xué)（4）ソウル大學(xué)（5）北京大學(xué)（6）清華大學(xué)（7）京都大學(xué)（8）韓國(guó)科學(xué)技術(shù)院（9）香港科技大學(xué)（10）浦項(xiàng)工科大學(xué)校―の順。日本勢(shì)は東大、京大の2校だけだった。

◆「牽引型」に特色のある大學(xué)、閉鎖性打破狙う

日本の國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)力向上に貢獻(xiàn)する「グローバル化牽引型」に選ばれたのは以下の24大學(xué)。千葉大、東京外大、東京蕓大、長(zhǎng)岡技術(shù)科學(xué)大、金沢大、豊橋技術(shù)科學(xué)大、京都工蕓繊維大、奈良先端科學(xué)技術(shù)大學(xué)院大、岡山大、熊本大、國(guó)際教養(yǎng)大、會(huì)津大、國(guó)際基督教大、芝浦工大、上智大、東洋大、法政大、明治大、立教大、創(chuàng)価大、國(guó)際大、立命館大、関西學(xué)院大、立命館アジア太平洋大 ―?！笭恳汀工扦稀⑼鈬?guó)人教師や留學(xué)生の増員、海外の大學(xué)との提攜など、大規(guī)模大、小規(guī)模大を問(wèn)わず、大學(xué)の個(gè)性を生かした國(guó)際化を促し、他の多くの大學(xué)が手本にしやすい取り組みを増やす。（八牧浩行）

『＜大學(xué)の國(guó)際化（下）＞有力大「MARCH」「関関同立」內(nèi)で明暗―「ランキング至上主義」に弊害も』に続く。

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。