溫暖化で氷河消失へ、年平均気溫が10年で0．3℃上昇―チベット自治區(qū)

2007年7月22日、BBCチャイナの報道によると、チベットの溫暖化が他地域よりも急速に進(jìn)んでいることがわかった。10年間で年平均気溫が0．3℃上昇したという。中國全體の平均気溫が100年で0．4℃、全地球地表平均溫度が100年で0．74℃それぞれ上昇しているデータと比べても、チベットの溫暖化が急速であることが分かる。

チベット地區(qū)の昨冬平均気溫は平年より0．5℃から2．8℃高く、過去35年間の気溫変動を見ても、2000年以降に5回も高溫記録を出した。また、ラサの年平均気溫は70年代に7．7℃、90年代に8．4℃、2000年以降に8．9℃と顕著な上昇が見られる。

海抜が高く、氷河が多い青蔵高原は溫度変化に最も敏感に反応する地域だといわれる。溫暖化が進(jìn)めば、氷河が溶けて縮小し、國內(nèi)の主要河川の水量が減り、干ばつや砂漠化を加速させる。またガンジス川やメコン川などアジア各地の河川ともつながっており、その影響は計り知れない。

中國が溫室効果ガスの排出量でアメリカを抜くのは時間の問題といわれ、國際社會からの圧力も高まる中、エネルギーと環(huán)境対策に真剣に取り組まざるを得ない段階に來ている。（翻訳?編集/WF）